バイオマス燃料利用はCO2を増やさない

石油代替となるバイオマス・メタノール燃料は、
草本類(雑草など)を原料として製造・利用する限り、
大気中のCO2を増加させない、
「CO2排出量ゼロ」のエネルギー源になります。


バイオマスのエネルギー循環の説明

プロセスプロセスの説明簡易化学反応式
光合成  植物(バイオマス)は大気から 二酸化炭素 (CO2)を吸収し、
根から吸い上げた 水 (H2O)を光合成によって、
バイオマス (CH2O)をつくりだし、
このとき 酸素 (O2)が大気へ放出される。
3CO2 + 3H2O → 3CH2O + 3O2
メタノール
合成
 メタノール製造では、 総合するとバイオマス (CH2O)と 水 (H2O)から、 メタノール (CH3OH)が製造され、
二酸化炭素 (CO2)が大気へ放出される。
3CH2O + H2O → 2CH3OH + CO2
燃料消費  メタノール (CH3OH)を燃料として利用するときは、
大気中の 酸素 (O2)を使って燃焼させる。
このとき発生する 二酸化炭素 (CO2)は大気へ戻り、
さらに、 水 (H2O)は雨水となって大地へ戻る。
2CH3OH + 3O2 → 2CO2 + 4H2O

 バイオマス・アルコール燃料の自然界無限循環  
バイオマス・アルコール燃料の自然界無限循環


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