バイオマス・メタノール燃料の製造方法

2000年当時の卒業研究生がつくったものです

バイオマス・メタノール燃料は、以下の操作でつくられます。


バイオマス・メタノール燃料の製造方法

製造プロセス写真、操作等
1 バイオマス
原料
稲わら
稲わら
桜の葉
桜の葉
桜の枝
桜の枝
もみがら
もみがら
2 粉砕 バイオマスがガス化しやすいように粉にします。
3 微粉原料 稲わらの粉
稲わらの粉
桜の葉の粉
桜の葉の粉
桜の枝の粉
桜の枝の粉
もみがらの粉
もみがらの粉
4 原料供給 原料をガス化装置に供給します。
5 ガス化
(部分燃焼)
800〜1000℃
ガスにするためのガス化剤として、水蒸気を加えます。
バイオマスガス化装置 バイオマスガス化装置
6 生成ガス 稲わらのガス化成分
稲わらの
ガス化成分
桜の葉のガス化成分
桜の葉の
ガス化成分
生成ガスの燃焼1
生成ガスの燃焼1
生成ガスの燃焼2
生成ガスの燃焼2
上記のグラフはある条件の例です。
(試料や実験条件によって
ガス化成分は変わります。)
7 熱回収 熱で水を加熱して
水蒸気を得ます。 ガス化剤の水蒸気に使用します。
8 ガス浄化
(アミン使用)
不要なCO2,H2S,HClを除去します。
ガス化したあとの灰を回収します。 灰
9 合成ガス メタノール合成に最適なガスに調整していきます。
10 メタノール合成
(Cu-ZnO触媒)
この装置でガスを液体にします。 メタノール合成装置
メタノール合成装置
残ったガスを取り除きます。(CO,CH4など)
11 合成
メタノール
バイオメタノール
合成されたメタノール
(バイオメタノール)
バイオメタノールの燃焼
バイオメタノールの燃焼
(青いきれいな炎で燃えています。)



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