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工場見学会(2年生,鉄道・造船所)

 2年生を対象の工場見学会として,7月1日(金)に,新幹線の車両基地と造船所に日帰りで工場見学に行きました。見学先は,西日本旅客鉄道 株式会社 博多総合車両所と三菱重工業 株式会社 下関造船所です。

 当日は,バス1台を借り切り,7時半の早朝出発,長崎県から山口県を往復する日帰りスケジュールでした。


 午前中は,福岡県の博多駅の南に位置し,新幹線の整備を行っている博多総合車両所を見学に行きました。車両所内では,3月の全線開業に合わせてデビューした”さくら”も見ることができました。車両所見学では,車両所内の展示室にて,車両所スタッフによる説明と車両所案内映像を交えた博多総合車両所の概要を始め,新幹線の安全を守るための4段階に分かれた整備1つ1つの紹介があり,とても丁寧に分かりやすく解説していただきました。
 その後には,車両所内の設備を見学しました。施設内には,レールスターやN700系車両などがちょうど点検されていました。
 前回もそうでしたが,質疑応答の時間になると学生から多くの質問がでて,その関心の高さに驚きました。また,質疑応答時間には,車両所で実務に携わっておられるスタッフに対応いただき,いろんな質問に熱心に答えていただきました。

車両所説明
車両所説明
車両所見学
車両所見学
質疑応答
質疑応答

 博多車両所を後にして,昼食は,九州自動車道の古賀PAで取りました。


 昼食後は,下関まで高速道を移動し,下関の造船所に向かいました。

 三菱重工業 株式会社 下関造船所では,自動車運搬船や海上保安庁などで利用される特殊船などの造船の他,汎用製品からビルそのものの耐震試験ができるような油圧機械,最近では新型旅客機ボーイング787で使用される先進複合材を用いた主翼構造材の製造など様々な製品が手掛けられています。
 まず最初に,研修室にて,下関造船所の概要や取り組みについて,所内案内ビデオの映像を交えながら造船所スタッフから細かな紹介をしていただきました。
 そのあと,3班に分かれて,造船関係の設備を見学しました。見学時には,ドックに自動車運搬船が入ってました。また,船体外板の曲面は,現在でも自動化は難しく,職人の手がもっとも精度がよいらしく,1枚1枚職人の手で加工されている様子が印象的でした。

 最後に,資料館を見学し,造船業と三菱重工の歴史,また,下関造船所の歴史が様々な展示を使って分かりやすく紹介されていました。初期の造船で使用されていた重いハンマーなどの鋲接用の道具なども展示され,当時の作業の大変さを実感できました。


史料館見学
史料館見学
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author : mechstaff | - | -