工場見学会(2年生,鉄道,造船所)
2009.07.19 Sunday 22:50
7月10日(金),2年生を対象とした工場見学に行きました。見学先は,西日本旅客鉃道 株式会社(JR西日本)の博多総合車両所と三菱重工業 株式会社 下関造船所です。
当日は,7時半からの早朝出発,長崎県から山口県を往復するバス1台を借り切った日帰りスケジュールでした。
午前中は,福岡県の博多駅よりさらに南に位置する新幹線の整備を行っている博多総合車両所を見学に行きました。見学先では,ちょうど到着したタイミングで,新しく導入する車両の試験車両が私たちの前をゆっくり通過していました。その後,車両所内の展示室にて,車両所スタッフによる説明と車両所案内映像を交えた博多総合車両所の概要を始め,新幹線の安全を守るための4段階に分かれた整備1つ1つの紹介,WIN350の試験車両を使った新技術の開発などにとても丁寧に分かりやすく解説していただきました。
その後には,車両所内の設備を見学させていただきました。見学した施設内には,レールスターや100系車両などがちょうど点検されていました。
おそらく,鉄道関係の工場見学は初めてだったので,学生の反応がどうなのか分からなかったのですが,質疑応答の時間になると学生から多くの質問がでて,その関心の高さに私たち引率者の方が驚いてしまいました。また,質疑応答時間には,車両所で実務に携わっておられるスタッフに対応いただき,いろんな質問に熱心に答えていただきました。

博多車両所 到着

車両所内見学

質疑応答
博多車両所を後にして,昼食は,九州自動車道の古賀PAで取ることにしました。当日は,残念なことに悪天候になり,ちょうど昼食時間は大雨で,バスの乗り降りが大変でしたが,いい思い出になったと思います。
昼食後は,豪雨の中,下関まで高速道を移動しました。下関に着く頃には雨も小降りになり,なんとか造船所見学ができる状況になったので,ほっとしました。
三菱重工業 株式会社 下関造船所では,自動車運搬船や海上保安庁などで利用される特殊船などの造船の他,汎用製品からビルそのものの耐震試験ができるような油圧機械,最近では新型旅客機ボーイング787で使用される先進複合材を用いた主翼構造材の製造など様々な製品が手掛けられています。
到着すると,まず,研修室に案内され,下関造船所の概要や取り組みについて,所内案内ビデオの映像を交えながら造船所スタッフから細かな紹介をしていただきました。
そのあと,3班に分かれて,造船関係の設備を見学しました。見学時には,進水式を終えたばかりの船があり,ドックには海上保安庁の船が入っていました。大型の船を造るには,一塊の巨大なブロックを組み立て,そのブロックを組み上げて船は造られるのですが,そのブロックの大きさが印象的でした。また,船の外板の曲面は,現在でも自動化は難しく,職人の手がもっとも精度がよいらしく,1枚1枚職人の手で加工されている様子が印象的でした。

造船所紹介 (研修室にて)
最後に,資料館を見学し,造船業と三菱重工の歴史,また,下関造船所の歴史が様々な展示を使って分かりやすく紹介されていました。来年の大河ドラマは龍馬伝だそうですが,その中でもおそらく三菱の創業者 岩崎弥太郎の話が出てくると思います。資料館では,その岩崎 弥太郎から始まる三菱の歴史が紹介されていました。

資料館 (鋲打時代の紹介)
当日は,7時半からの早朝出発,長崎県から山口県を往復するバス1台を借り切った日帰りスケジュールでした。
午前中は,福岡県の博多駅よりさらに南に位置する新幹線の整備を行っている博多総合車両所を見学に行きました。見学先では,ちょうど到着したタイミングで,新しく導入する車両の試験車両が私たちの前をゆっくり通過していました。その後,車両所内の展示室にて,車両所スタッフによる説明と車両所案内映像を交えた博多総合車両所の概要を始め,新幹線の安全を守るための4段階に分かれた整備1つ1つの紹介,WIN350の試験車両を使った新技術の開発などにとても丁寧に分かりやすく解説していただきました。
その後には,車両所内の設備を見学させていただきました。見学した施設内には,レールスターや100系車両などがちょうど点検されていました。
おそらく,鉄道関係の工場見学は初めてだったので,学生の反応がどうなのか分からなかったのですが,質疑応答の時間になると学生から多くの質問がでて,その関心の高さに私たち引率者の方が驚いてしまいました。また,質疑応答時間には,車両所で実務に携わっておられるスタッフに対応いただき,いろんな質問に熱心に答えていただきました。

博多車両所 到着

車両所内見学

質疑応答
博多車両所を後にして,昼食は,九州自動車道の古賀PAで取ることにしました。当日は,残念なことに悪天候になり,ちょうど昼食時間は大雨で,バスの乗り降りが大変でしたが,いい思い出になったと思います。
昼食後は,豪雨の中,下関まで高速道を移動しました。下関に着く頃には雨も小降りになり,なんとか造船所見学ができる状況になったので,ほっとしました。
三菱重工業 株式会社 下関造船所では,自動車運搬船や海上保安庁などで利用される特殊船などの造船の他,汎用製品からビルそのものの耐震試験ができるような油圧機械,最近では新型旅客機ボーイング787で使用される先進複合材を用いた主翼構造材の製造など様々な製品が手掛けられています。
到着すると,まず,研修室に案内され,下関造船所の概要や取り組みについて,所内案内ビデオの映像を交えながら造船所スタッフから細かな紹介をしていただきました。
そのあと,3班に分かれて,造船関係の設備を見学しました。見学時には,進水式を終えたばかりの船があり,ドックには海上保安庁の船が入っていました。大型の船を造るには,一塊の巨大なブロックを組み立て,そのブロックを組み上げて船は造られるのですが,そのブロックの大きさが印象的でした。また,船の外板の曲面は,現在でも自動化は難しく,職人の手がもっとも精度がよいらしく,1枚1枚職人の手で加工されている様子が印象的でした。

造船所紹介 (研修室にて)
最後に,資料館を見学し,造船業と三菱重工の歴史,また,下関造船所の歴史が様々な展示を使って分かりやすく紹介されていました。来年の大河ドラマは龍馬伝だそうですが,その中でもおそらく三菱の創業者 岩崎弥太郎の話が出てくると思います。資料館では,その岩崎 弥太郎から始まる三菱の歴史が紹介されていました。

資料館 (鋲打時代の紹介)

資料館 (三菱の歴史)
西日本旅客鉃道(株) 博多車両所,三菱重工業(株) 下関造船所ではそれぞれ,お忙しい中,今回の見学会のために大勢の方に丁寧な対応をしていただきました。学生にとって有意義で貴重な機会になりました。ホームページ上ではありますが,本当にありがとうございました。