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「タービン工場」見学

 2009年5月25日(月)に,機械工学科3年生の「蒸気工学」の授業の一環として,三菱重工業(株)長崎造船所の「タービン工場」の見学をしました。参加者は3年生,大学院生を含めて20名でした。
 先ず,工場の入口で,長崎造船所で製作している回転機械の説明を聞きました。1908年(明治41年)に国産第1号蒸気タービンを製作した,日本で一番古い151年の歴史を持つタービン工場です。

タービン工場見学
 タービン工場の入口にて

 「タービン工場」見学は,2004年から実施しており,今回で6回目です。「蒸気工学」では,火力発電を中心とした各種の発電方法について,その原理,機器の構造や機能を学びますが,工場見学によって実際の蒸気タービンが製作されているところを見るのは授業内容の理解を深める上で大層有意義です。
 機械工学科では1年生の「メカフォーラム�」の授業の一環として,原子力発電所や火力発電所の見学も実施しています。

火力発電所
 2006年の火力発電所見学

 「蒸気工学」で学ぶ火力発電所の「ランキンサイクル」です。ボイラと蒸気タービンと復水器と給水ポンプから構成されています。

ランキンサイクル
 火力発電所の「ランキンサイクル」

 蒸気タービンはボイラからの高温高圧の蒸気で回転し,発電機を回します。大きな蒸気タービンでは,普通の家庭の20万〜30万軒分の電力を発生します。

蒸気タービン(三菱重工業提供)
 蒸気タービン(三菱重工業提供)
 
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