環境エネルギー研究室 (バイオマス研究室)
2008.02.21 Thursday 11:07
教授 村上 信明
当研究室では、現在、人間環境学部の坂井教授の指導も受けながら、特に「バイオマスのエネルギー利用技術に関する研究」を実施している。
・研究の背景および目的
エネルギー・環境問題は21世紀人類が共通して取り組むべき緊急課題であり、草木系バイオマスの有効利用は、その有力な選択肢の一つとして広く認識されつつある。バイオマスのクリーンなガス化技術はその中核となるものである。
・研究概要
本学独自の、バイオマスガス化技術である「浮遊外熱式ガス化法」を中心に研究をつづけている。このガス化法の特徴は、粉体状にしたバイオマスを用いること、ガス化剤は水蒸気のみで、ガス化に必要な熱は反応管外側より供給すること、800〜1000℃の高温で操作することである。
バイオマスガス化模式図
一次ガス化詳細図
ガス化反応試験装置
・研究の背景および目的
バイオマスのガス化によって得られる水素、一酸化炭素を主成分とするガスにはいろいろの用途があるが、とくに日本では電力とガソリン・軽油に代わる液体燃料に対する要望が強い。そこで、本研究室では、上記のガス化法で作成した合成ガス(水素、一酸化炭素)を原料にした、メタノール合成に関する研究を行っている。
・研究概要
バイオマスをガス化して得られる合成ガスは、メタノール合成の原料となる水素、一酸化炭素のほか、メタン、エチレンなどの炭化水素や、二酸化炭素、また少量ながら触媒被毒成分である硫黄分なども含まれる。このガスからメタノールなどの液体燃料を最も有効かつ低コストで製造する方法について、特に低圧操作の可能性の評価を中心に実施している。
なお以上の研究は文部科学省、農林水産省の補助を受け、本学シーサイドキャンパス内の「学術フロンテイアセンター」で実施しているものである。
当研究室では、現在、人間環境学部の坂井教授の指導も受けながら、特に「バイオマスのエネルギー利用技術に関する研究」を実施している。
(1) バイオマスのガス化技術の研究
・研究の背景および目的
エネルギー・環境問題は21世紀人類が共通して取り組むべき緊急課題であり、草木系バイオマスの有効利用は、その有力な選択肢の一つとして広く認識されつつある。バイオマスのクリーンなガス化技術はその中核となるものである。
・研究概要
本学独自の、バイオマスガス化技術である「浮遊外熱式ガス化法」を中心に研究をつづけている。このガス化法の特徴は、粉体状にしたバイオマスを用いること、ガス化剤は水蒸気のみで、ガス化に必要な熱は反応管外側より供給すること、800〜1000℃の高温で操作することである。
バイオマスガス化模式図
一次ガス化詳細図
ガス化反応試験装置
(2) バイオマスからの液体燃料製造技術の研究
・研究の背景および目的
バイオマスのガス化によって得られる水素、一酸化炭素を主成分とするガスにはいろいろの用途があるが、とくに日本では電力とガソリン・軽油に代わる液体燃料に対する要望が強い。そこで、本研究室では、上記のガス化法で作成した合成ガス(水素、一酸化炭素)を原料にした、メタノール合成に関する研究を行っている。
・研究概要
バイオマスをガス化して得られる合成ガスは、メタノール合成の原料となる水素、一酸化炭素のほか、メタン、エチレンなどの炭化水素や、二酸化炭素、また少量ながら触媒被毒成分である硫黄分なども含まれる。このガスからメタノールなどの液体燃料を最も有効かつ低コストで製造する方法について、特に低圧操作の可能性の評価を中心に実施している。
なお以上の研究は文部科学省、農林水産省の補助を受け、本学シーサイドキャンパス内の「学術フロンテイアセンター」で実施しているものである。
指導教官のプロファイル
1970年 九州大学工学部応用化学科卒業、工学研究科修士課程修了
企業の研究所勤務を経て
2002年より長崎総合科学大学工学部教授
近著 昨日今日いつかくる明日〜読切り「エネルギー・環境」〜
担当講義
熱力学�、熱力学�、新エネルギー工学、環境工学システム、機械工学ゼミ、機械工学演習など
(大学院)環境科学特論など
卒業研究生(機械工学科4年生)5名、大学院生(M1)3名
「バイオマス利用」を卒業研究テーマとして社会へ巣だった機械工学科の学生は両研究室で既に50名を越えています。