画像の任意の領域の面積(ピクセル)の求め方
2012.12.31 Monday 10:37
写真から必要な部分の面積(ピクセル数)を求める方法をまとめた覚え書き
1.必要な画像の写真を用意する。
2.Photoshopで写真ファイルを開く。
3.多角形選択ツールを使って,写真を見ながら目的の領域を選択する。
4.メニュー→ヒストグラムを選択し,表示される全ピクセル数を記録する。
全ピクセル数が選択した領域の面積(ピクセル)に相当します。
一手間加える,また,選択したい領域が分かれているなら
2.5.新規レイヤーを作成します。
3.5.新規レイヤー上で,塗りつぶしツールを使って選択領域を黒で塗りつぶします。
分かれた領域分だけ同様の作業を繰り返す。
4.新規レイヤーのみを表示させる。
5.メニュー→選択範囲→色域指定で黒を選択する。
分かれた領域全てが選択される。
6.ヒストグラムを選択し,表示される全ピクセル数を記録する。
7.実験記録として,レイヤーを含むファイルを保存する。
1.必要な画像の写真を用意する。
2.Photoshopで写真ファイルを開く。
3.多角形選択ツールを使って,写真を見ながら目的の領域を選択する。
4.メニュー→ヒストグラムを選択し,表示される全ピクセル数を記録する。
全ピクセル数が選択した領域の面積(ピクセル)に相当します。
一手間加える,また,選択したい領域が分かれているなら
2.5.新規レイヤーを作成します。
3.5.新規レイヤー上で,塗りつぶしツールを使って選択領域を黒で塗りつぶします。
分かれた領域分だけ同様の作業を繰り返す。
4.新規レイヤーのみを表示させる。
5.メニュー→選択範囲→色域指定で黒を選択する。
分かれた領域全てが選択される。
6.ヒストグラムを選択し,表示される全ピクセル数を記録する。
7.実験記録として,レイヤーを含むファイルを保存する。
補足:何のために上記の方法で面積(ピクセル数)を求めるのか・・・
金属材料強度試験の1つにシャルピー衝撃試験があります。シャルピー衝撃試験は,細長い小さな直方体の金属試験片の中央に切欠きを入れ,衝撃を与えて破断させる試験です。
この試験では,衝撃に対して材料が吸収するエネルギー[J}を評価することができます。
また,この吸収エネルギーは温度によって変化し,低温になると材料はもろくなり小さくなりますが,ある温度で急激に変化する遷移温度というものが存在します。
このとき,破断した材料の破面を観察すると,温度が高い条件では,材料は延性破壊した破面,低温になると脆性破壊の破面となり,それぞれの破面の模様は異なります。破面の変化は,温度が低くなるに従って,延性破面に代わって脆性破面の面積が増えていき,この破面の割合は,先ほどの吸収エネルギーの変化と同様に,ある温度で急激に変化します。吸収エネルギーと破面率の遷移温度はほぼ一致します。
上記の方法は,シャルピー衝撃試験の破面の写真から脆性破面の割合を求めるために使っています。
参考:シャルピー衝撃試験(wiki)
written by tanino
金属材料強度試験の1つにシャルピー衝撃試験があります。シャルピー衝撃試験は,細長い小さな直方体の金属試験片の中央に切欠きを入れ,衝撃を与えて破断させる試験です。
この試験では,衝撃に対して材料が吸収するエネルギー[J}を評価することができます。
また,この吸収エネルギーは温度によって変化し,低温になると材料はもろくなり小さくなりますが,ある温度で急激に変化する遷移温度というものが存在します。
このとき,破断した材料の破面を観察すると,温度が高い条件では,材料は延性破壊した破面,低温になると脆性破壊の破面となり,それぞれの破面の模様は異なります。破面の変化は,温度が低くなるに従って,延性破面に代わって脆性破面の面積が増えていき,この破面の割合は,先ほどの吸収エネルギーの変化と同様に,ある温度で急激に変化します。吸収エネルギーと破面率の遷移温度はほぼ一致します。
上記の方法は,シャルピー衝撃試験の破面の写真から脆性破面の割合を求めるために使っています。
参考:シャルピー衝撃試験(wiki)
written by tanino