3Dプリンター
2014.06.12 Thursday 10:19
研究用に3Dプリンターを1台 導入しました。
導入した3Dプリンターは,比較的安価な熱溶解積層型のAfinia 3D H479です。
小型試験用の風車模型などの製作に使用する予定です。
熱溶解積層型とは,リールに巻かれた糸状の樹脂(フィラメント)を,熱(約260度)で溶解させながら積層させて造形する方式です。
3Dプリンタ(Afinia 3d H479)
プリントの様子
3Dデータ(stlデータ)は,とりあえず数値計算で使用しているCAELinuxに入っているSALOME-Mecaを使って作成しています。
SALOME-Mecaで作成したstlデータは,作成の仕方によっては適切な3Dデータとはならないことがあるようです(下記写真を参照)。
正しい3Dデータであれば,ちゃんとした造形物が作製されます。
とりあえず,試しプリントしてみたところ,形状はほぼ狙い通りのものができ,それなりに使えそうだということが確認できました。
■3Dプリンターの良いところ:
・完全に3次元であることです。
入手が容易な準3次元の切削機では,切削の手順を考えるなどに注意が必要です。
・球などの固定が難しいモノも,サポート材と呼ばれる樹脂で足場を組みながら造形されるので,固定方法に気を遣う必要がありません。
■3Dプリンター(熱熔解積層型)の面倒なところ:
・造形時に造形物を指させるために出力されるサポート材と呼ばれる樹脂を取り除くところです。Afinia 3Dを選んだ理由は,その除去が比較的容易だからですが,それでも注意が必要です。
以下は,ここで試作した造形物の写真です。
シャルピー試験片の撮影用の台
断面を撮影する場合,焦点が合いにくいので台を作製しました。
小型風車模型の試作
実際はブレードの長い風車を製作し,実験をする予定です。
失敗例
3Dデータに不良があったため,途中でプリント中止したものです。
written by tanino
導入した3Dプリンターは,比較的安価な熱溶解積層型のAfinia 3D H479です。
小型試験用の風車模型などの製作に使用する予定です。
熱溶解積層型とは,リールに巻かれた糸状の樹脂(フィラメント)を,熱(約260度)で溶解させながら積層させて造形する方式です。
3Dプリンタ(Afinia 3d H479)
プリントの様子
3Dデータ(stlデータ)は,とりあえず数値計算で使用しているCAELinuxに入っているSALOME-Mecaを使って作成しています。
SALOME-Mecaで作成したstlデータは,作成の仕方によっては適切な3Dデータとはならないことがあるようです(下記写真を参照)。
正しい3Dデータであれば,ちゃんとした造形物が作製されます。
とりあえず,試しプリントしてみたところ,形状はほぼ狙い通りのものができ,それなりに使えそうだということが確認できました。
■3Dプリンターの良いところ:
・完全に3次元であることです。
入手が容易な準3次元の切削機では,切削の手順を考えるなどに注意が必要です。
・球などの固定が難しいモノも,サポート材と呼ばれる樹脂で足場を組みながら造形されるので,固定方法に気を遣う必要がありません。
■3Dプリンター(熱熔解積層型)の面倒なところ:
・造形時に造形物を指させるために出力されるサポート材と呼ばれる樹脂を取り除くところです。Afinia 3Dを選んだ理由は,その除去が比較的容易だからですが,それでも注意が必要です。
以下は,ここで試作した造形物の写真です。
シャルピー試験片の撮影用の台
断面を撮影する場合,焦点が合いにくいので台を作製しました。
小型風車模型の試作
実際はブレードの長い風車を製作し,実験をする予定です。
失敗例
3Dデータに不良があったため,途中でプリント中止したものです。
written by tanino