Mech News Blog

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橘中学校 体験学習(ロボット制御・紙飛行機)

 地元の橘中学校の学生が,本学で体験学習を行いました。

 機械工学コース(機械工学科)では,午前中はLEGOの教材を使ったロボット制御,午後には,紙飛行機を使った航空工学体験を行いました。

 機械工学コースの教員に加え、4年生もサポーターとして参加し,一生懸命に取り組んでいる中学生のサポートに当たっていました。

 午前中に行ったロボット制御に関する体験学習では,機械工学コースの2年生が授業(講義名:メカフォーラム鵺)で使用している教材を使っています。今年から,教材を新しいシリーズに一新したこともあり,少し手こずったりもしていたようです。

 午後に行われた紙飛行機の体験学習は,航空工学の専門的な説明を簡単に交えながら行われ,航空機の飛ぶ原理を紙飛行機を使って体験する内容でした。

 ロボット制御,紙飛行機とも,上手くいったり,いかなかったりと四苦八苦していたようですが,楽しく取り組んでいたようです。

ロボット1
ロボット2
ロボット3
ロボット4
ロボット制御の体験学習の様子
学科関連イベント
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3Dプリンター

 研究用に3Dプリンターを1台 導入しました。

 導入した3Dプリンターは,比較的安価な熱溶解積層型のAfinia 3D H479です。
小型試験用の風車模型などの製作に使用する予定です。

 熱溶解積層型とは,リールに巻かれた糸状の樹脂(フィラメント)を,熱(約260度)で溶解させながら積層させて造形する方式です。

afinia3dh479
3Dプリンタ(Afinia 3d H479)
プリント中
プリントの様子

 3Dデータ(stlデータ)は,とりあえず数値計算で使用しているCAELinuxに入っているSALOME-Mecaを使って作成しています。
 SALOME-Mecaで作成したstlデータは,作成の仕方によっては適切な3Dデータとはならないことがあるようです(下記写真を参照)。
 正しい3Dデータであれば,ちゃんとした造形物が作製されます。

 とりあえず,試しプリントしてみたところ,形状はほぼ狙い通りのものができ,それなりに使えそうだということが確認できました。


■3Dプリンターの良いところ:
・完全に3次元であることです。
 入手が容易な準3次元の切削機では,切削の手順を考えるなどに注意が必要です。
・球などの固定が難しいモノも,サポート材と呼ばれる樹脂で足場を組みながら造形されるので,固定方法に気を遣う必要がありません。

■3Dプリンター(熱熔解積層型)の面倒なところ:
・造形時に造形物を指させるために出力されるサポート材と呼ばれる樹脂を取り除くところです。Afinia 3Dを選んだ理由は,その除去が比較的容易だからですが,それでも注意が必要です。


以下は,ここで試作した造形物の写真です。


シャルピー試験片撮影台
シャルピー試験片の撮影用の台
 断面を撮影する場合,焦点が合いにくいので台を作製しました。

小型風車試作模型
小型風車模型の試作
 実際はブレードの長い風車を製作し,実験をする予定です。

失敗例
失敗例
 3Dデータに不良があったため,途中でプリント中止したものです。



written by tanino
パソコン・ソフト関係
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