Mech News Blog

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機械工学科 公開講演会(12月4日(日)

 機械工学科では,12月1日(木)〜4日(日)に行われる「はやぶさ」帰還カプセル展示に関連して,公開講演会「日本の宇宙技術 〜使う宇宙,暮らす宇宙〜」を以下の内容で開催します。

講演題目:「日本の宇宙技術 〜使う宇宙,暮らす宇宙〜」
講 師 :JAXA 宇宙航空研究開発機構 広報部
     坂下 哲也 氏
日 時 :12月4日(日) 11:00〜12:30
会 場 :長崎総合科学大学 シーサイドキャンパス
     21号館 211講義室
司 会 :松川 豊 准教授(工学部 機械工学科)


 今回講演いただく坂下 哲也 先生は,日本の宇宙ステーション補給機「こうのとり」HTVの開発担当をされていました。

 案内パンフ
講演会パンフ

 本公開講演会および「はやぶさ」帰還カプセル展示は,(社)日本機械学会の協賛を得て開催します。
学科関連イベント
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Paraview〜2D物体面の圧力分布の抽出〜

OpenFOAMによる風車やファンなどの数値計算結果から翼面上の圧力分布を求める方法

前提条件:
・OpenFOAMの計算結果は,"foamToVTK" コマンドにより"VTK"で出力(アウトプット)する.
 これにより,計算領域内の速度や圧力などの物理量がVTKフォルダ内に出力され,同時に,物体面ごとの形状および面上の物理量も各物体面の名前の付いたフォルダ内に出力される.

ここでは,複数の物体面で構成される羽根車(クロスフロー風車)を例に,1枚の翼面上の物理量を抽出するための方法を記す.

Paraviewでの処理手順:
1.物体面のVTKファイルの読み込み.
VTKデータ
 読み込んだVTKデータ

2.1枚の翼を選択する.
 ・Select Cells On ボタンを押し,マウスで必要な翼を囲って選択する.
 ・選択されないセルがある場合が多いので,Zoomで確認して,全て選択する.
Selectcells
 Select Cells On ボタン

Cell選択後
 選択された翼

3.選択した1枚の翼のみを抽出する.
 ・メニュー→Filters→Data Analysisから"Extract Selection"を実行する.
選択部抽出
 Extract Selection実行画面

 左下のObject Inspectorのウィンドウ内の"Copied Selection"に,選択された形状データがテキスト表示される.

4.物体面上の物理量を求める.
 ・メニュー→Filters→Data Analysisから"PlotOnIntersectionCurves"を実行する.
PlotOnIntersectionCurves
 PlotOnIntersectionCurves実行画面
 Object Inspector ウィンドウの設定で,赤枠で示された面が目的の物体面と直交するように調整する.ここでは"Z Normal"で決まり.赤枠のサイズは,物体面のサイズで自動的に調整される.

物理量グラフ
 物体面上の物理量の分布グラフ
 赤枠で示された面と交差する線上の物理量が抽出され,画面左側のグラフとして表示される.

5.抽出した物理量を保存する.
 File→Save Dataにより,物体面上のデータがcsvファイル等で保存できる.

 全フレームのデータを保存したい場合は,"save"ボタンを押した後に表示されるダイアログの"Write All Time Steps"をチェックすれば,ファイル名末に番号付けされて各フレームの物理量が保存される.

フレーム保存設定
 全フレームの書出をチェックするダイアログ


CAELinux 2009-2010 の覚え書き
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パソコン・ソフト関係
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2011年度 卒業研究 中間発表会

現在,4年生は,大学4年間を締めくくる卒業研究に取り組んでいます。

 機械工学科では,卒業研究に関わる発表会を年2回実施しています。その内の1回目に当たる中間発表会が10月29日(土)に行われました。中間発表会では,4月から現在までの卒業研究の進捗状況をまとめ,報告します。
 4年生は,今回の中間発表会に備えて,2週間前,早いところでは約1ヶ月前から,今までの関連研究の調査結果や実験の準備状況・実験結果を整理しながら,報告書にまとめ,プレゼンテーション用の資料作成し,発表会の準備を行ってきました。
 1週間を切った頃には,夜遅くまで作業している研究室も結構見られました。その甲斐あって,どの研究グループも,比較的発表の出来は良かったように感じました。ただし,質疑応答ではなかなか適確に答えているところは少なく,2月に行われる卒業研究発表会に期待したいところです。

 本年度,着任された先生からもコメントがありましたが,印象は良かったようです。

主任挨拶201110
主任挨拶
no2_201110
発表No.2
no3_201110
発表No.3
no5_201110
発表No.5
no9_201110
発表No.9
新任コメント201110
新任教員からのコメント
学科関連イベント
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