Mech News Blog

機械工学科に関する最新の活動状況などを発信する情報サイト

2011年度 第1回 オープンキャンパス

 2012年度進学を志す高校生を対象とした長崎総合科学大学 第1回 オープンキャンパスが7月17日(日)に開催されました。当日は,快晴に恵まれ,夏空のもとたくさんの参加があり,盛況に終わりました。

 午前の部は,本学の学生が取り組んでいるロボット関連の活動,NHKロボコン(NiAS 夢工房)とETロボコンの2つの活動が紹介されました。NiAS夢工房では,2011年のNHKロボコンへの出場を果たし,その出場報告を行いました。

 午後の部は,希望する学科を見学する学科見学会が行われ,機械工学科では,現在JAXAと行っている航空機関連の共同研究や,体験型の催しとして,金属材料の引張試験や溶接体験,フライトシュミレータ体験などを企画しました。また,ものづくり活動として,グライダー工場・マイクロカー工場の見学を実施しました。
 それらの多くは,研究室に在籍する4年生・大学院生がスタッフとして加わり,まだまだかな?というところもありましたが,大活躍してくれました。

材料試験
材料試験とYS11
金属材料実験とYS-11見学

溶接体験1
溶接体験2
溶接体験

グライダー工場
マイクロカー工場
グライダー工場とマイクロカー工場見学

 長崎総合科学大学では,今回を含めて年3回のオープンキャンパスを予定しており,
第2回 オープンキャンパス → 7月31日(日)
第3回 オープンキャンパス → 9月24日(土)
となっております。是非参加してみて下さい。
学科関連イベント
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工場見学会(2年生,鉄道・造船所)

 2年生を対象の工場見学会として,7月1日(金)に,新幹線の車両基地と造船所に日帰りで工場見学に行きました。見学先は,西日本旅客鉄道 株式会社 博多総合車両所と三菱重工業 株式会社 下関造船所です。

 当日は,バス1台を借り切り,7時半の早朝出発,長崎県から山口県を往復する日帰りスケジュールでした。


 午前中は,福岡県の博多駅の南に位置し,新幹線の整備を行っている博多総合車両所を見学に行きました。車両所内では,3月の全線開業に合わせてデビューした”さくら”も見ることができました。車両所見学では,車両所内の展示室にて,車両所スタッフによる説明と車両所案内映像を交えた博多総合車両所の概要を始め,新幹線の安全を守るための4段階に分かれた整備1つ1つの紹介があり,とても丁寧に分かりやすく解説していただきました。
 その後には,車両所内の設備を見学しました。施設内には,レールスターやN700系車両などがちょうど点検されていました。
 前回もそうでしたが,質疑応答の時間になると学生から多くの質問がでて,その関心の高さに驚きました。また,質疑応答時間には,車両所で実務に携わっておられるスタッフに対応いただき,いろんな質問に熱心に答えていただきました。

車両所説明
車両所説明
車両所見学
車両所見学
質疑応答
質疑応答

 博多車両所を後にして,昼食は,九州自動車道の古賀PAで取りました。


 昼食後は,下関まで高速道を移動し,下関の造船所に向かいました。

 三菱重工業 株式会社 下関造船所では,自動車運搬船や海上保安庁などで利用される特殊船などの造船の他,汎用製品からビルそのものの耐震試験ができるような油圧機械,最近では新型旅客機ボーイング787で使用される先進複合材を用いた主翼構造材の製造など様々な製品が手掛けられています。
 まず最初に,研修室にて,下関造船所の概要や取り組みについて,所内案内ビデオの映像を交えながら造船所スタッフから細かな紹介をしていただきました。
 そのあと,3班に分かれて,造船関係の設備を見学しました。見学時には,ドックに自動車運搬船が入ってました。また,船体外板の曲面は,現在でも自動化は難しく,職人の手がもっとも精度がよいらしく,1枚1枚職人の手で加工されている様子が印象的でした。

 最後に,資料館を見学し,造船業と三菱重工の歴史,また,下関造船所の歴史が様々な展示を使って分かりやすく紹介されていました。初期の造船で使用されていた重いハンマーなどの鋲接用の道具なども展示され,当時の作業の大変さを実感できました。


史料館見学
史料館見学
学科関連イベント
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2011年度 長崎総合科学大学 入学式

 新しい学生を迎える入学式が,4月3日(日) 本学グリーンヒルキャンパスにて執り行われました。今年の入学式は,3月11日に発生した東日本大震災で亡くなられた方々への黙祷からはじまりました。

 入学式は曇り空で雨はなんとか降らないという天気で,快晴とはなりませんでした。その代わりに,ここ数年は散りかけてしまう桜が,今年は新入生を迎えるにはもってこいのほぼ満開の状態でした。
 あらためて,ご入学おめでとうございます。

 グリーンヒルキャンパスの体育館で,入学式が行われた後,各学科でオリエンテーションが行われ,受講登録などの手続きや大学生としての心構えなどについての話がありました。

黙祷
東日本大震災犠牲者の方々への黙祷

入学式
入学式

学内桜1
正門桜1
学内・正門の桜

主任挨拶
教務説明
機械工学科オリエンテーション
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2010年度 卒業研究発表会

 機械工学科での4年間を締めくくる卒業研究の発表会が,2月19日(土)に行われました。

 この発表会のために,ここ2週間近くは,今までの研究成果をまとめた概要資料やプレゼンテーション用の資料作成,また,発表の練習に追われ,夜遅くまで取り組んでいる様子が印象的でした。

 中間報告に比べると,発表資料の出来やプレゼンテーションの仕方は随分と良くなっており,自分たちのやってきた研究内容をある程度は理解している様子が伺えました。しかし,質疑応答にはもう少しと感じるところもあり,さらに深く理解しなければならないと実感した学生も多かったようです。

<発表会の様子>
発表番号1
バイオマスのガス化技術
発表番号3
発表番号3−2
高張力鋼板の破壊靭性評価
発表番号4
高張力鋼板の疲労強度評価
発表番号6
垂直軸風車の数値解析
発表番号7
垂直軸風車の性能評価

 発表会は何とか全テーマ合格しました。これから4年生は,発表会での結果を踏まえて,卒業論文の最終提出に向けた作業に取りかかります。
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製鐵所 工場見学会

 12月3日(金)に,2年生を対象に大分市にある新日本製鐵 株式会社 大分製鐵所に工場見学会に行ってきました。
 当日は,往路はバスが強風に煽られながらの行程でしたが,製鐵所に着くと青空が広がる晴天となる気持ちの良い工場見学日和でした。

 西の海に面した長崎から,東の海に面した大分まで,日帰りスケジュールだったため,集合時間も早く7:10には出発しました。

 大分製鐵所では,午前中は実際に鋼を製造するための高炉・厚板工場・連続熱延工場をはじめ,材料ヤード・シーバースや製品出荷岸壁などを見学しました。見学中は,ベテランのスタッフの方に丁寧な解説をいただきながら,案内していただきました。
 また,午後には製品の検査を行う機械試験センターや新しい材料の開発を行う技術研究センターを見学しました。

製鐵所紹介VTR
ビデオによる製鐵所紹介
スタッフ紹介
スタッフ紹介
コミュニケーションセンター
製品紹介(コミュニケーションセンター)

 現在,大分製鐵所はフル生産で操業しているということで,厚板工場や連続熱延工場では次々と製品が加工され,迫力のある様子を見学することができました。
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JAXA 公開講演会「わが国の航空宇宙開発」

 JAXA 宇宙航空研究開発機構 の講師の先生による公開講演会「わが国の航空宇宙開発」を下記の内容で開催します。
 現在,JAXAと本学の間で実施している共同研究の航空機複合材料の研究を始め,最近の航空機開発や宇宙開発に関する内容を予定しています。

日 時:
 10月7日(木)・13:00〜14:50,
 10月8日(金)・13:00〜14:50
場 所:
 長崎総合科学大学 グリーンヒルキャンパス
 情報科学センター 201講義室

公開講演会スケジュール:
 10月7日(木)
  13:00〜13:45
  「航空宇宙分野の先進複合材料」
  宇宙航空研究開発機構 研究開発本部
  主幹研究員 岩堀 豊 氏 (本学 客員教授)
  13:50〜14:50
  「複合材研究の回顧と今後の目指す方向への提言」
  宇宙航空研究開発機構
  理事 石川 隆司 氏 (本学 客員教授)

 10月8日(金)
  13:00〜13:50
  「わが国の航空機開発の現状と今後の展望」
  宇宙航空研究開発機構 研究開発本部
  複合材グループ長 永尾 陽典 氏
  14:00〜14:50
  「宇宙開発について」
  宇宙航空研究開発機構 研究開発本部
  客員研究員 星 光 氏 (本学 非常勤講師)

 公開講演会となっておりますので,どなたでも参加いただけます。
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第3回 オープンキャンパス

 9月26日(日)に第3回 オープンキャンパスが行われました。

 機械工学科では,電気自動車をはじめ,これからの主流である環境に配慮したエコカーについて,「エコカーの世界」と題した,公開授業が行われました。
i-miev1
i-miev2
「電気自動車 i-MIEV」
 実は電気自動車の歴史は古く,1873年には実用化されていたそうです。そのほか,空気よりもきれいな排気ガスの話や最初の市販電気自動車i-MIEVの開発の話など,様々な視点からエコカーについて紹介する興味深い授業でした。
 また,この講義の一環として,当日は,メカフォーラムの講義で使用しているマイクロカーの見学会も実施しました。

エコカーの世界1
エコカーの世界2
公開授業「エコカーの世界」

 機械工学科では,今年,三菱自動車(株)より平子教授が,新しく赴任されました。平子先生は,長年,自動車のエンジン開発を行ってこられたスペシャリストです。

 このほか,午前中の学科自由見学では,YS-11の展示やグライダー工場見学,金属材料実験・溶接体験などを行いました。

YS-11胴体部
YS-11機体胴体部見学
金属材料実験
金属材料実験
溶接体験1
溶接体験2
溶接体験
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第1回オープンキャンパス

 7月11日(日)に,大学進学を目指す高校生向けのイベント オープンキャンパスが開催されました。

 機械工学科では,JAXAより提供されたYS-11の展示やグライダー工場見学,航空機関係の研究紹介,また,体験型の企画として金属材料の引張試験や溶接体験,フライトシミュレータ体験を実施しました。

 また,同時企画として,環境・建築学部 学部長バークガフニ先生による講話も開催されました。幕末に活躍した若者たちを中心にした内容で,高校生だけでなく一般の方にも来学いただきました。

 当日は,雨が心配されましたが,オープンキャンパスの間は雨も降ることなく,多くの参加者を迎えることができました。

当日の天気
何とか雨が降りませんでした。

YS-11機体胴体見学
YS-11機体胴体見学
引張材料実験
金属材料引張実験
(ものすごい低く鈍い音がします)
溶接体験
溶接体験
マイクロカー工場
マイクロカー工場見学
フライトシミュレータ体験
フライトシミュレータ体験
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自動車&船舶 工場見学会

 いよいよ専門科目を中心としたカリキュラムが始まった2年生を対象にした工場見学会を7月9日(金)に行いました。

 見学スケジュールは,下記の通り,
07:40 長崎総合科学大学 発
10:25 トヨタ自動車九州(株) 宮田工場 着
見学・説明会
11:50 トヨタ自動車九州(株) 宮田工場 発
移動・昼食(2時間)
13:50 三菱重工業(株) 下関造船所 着
見学・説明会
15:50 三菱重工業(株) 下関造船所 発
19:00 長崎総合科学大学 着
日帰りで,長崎から九州を出て戻ってくる少しハードなスケジュールです。

 午前中の福岡県宮若市にあるトヨタ自動車九州(株) 宮田工場では,ハリアーなどのRVが中心でしたが,最近はレクサスを中心に以前より多くの車種を生産していました。一日1000台強の自動車が生産されています。

 午後には山口県下関市に移動し,三菱重工業(株) 下関造船所を見学しました。下関造船所は長崎造船所とは異なり,大型船ではなく,中・小型船舶を中心に,地球探査船や海上保安庁の船など特殊船が主力製品です。そのほかにも,油圧機械や,最近ではボーイング社のCFRP製の航空機構造材を生産しています。

 それぞれの工場では,スタッフによる案内および丁寧な説明をしていただき,各工場でどのように製品が生産されているのかなど,詳しく理解することができたようです。

 自動車工場と造船所それぞれ異なる生産体制の工場を見学することで,レディーメードとオーダーメードの違いも理解できたのではないかと思います。
車体構造
レクサス
レクサス(オープンカー)
トヨタ記念撮影
トヨタ自動車九州 PR館にて

下関造船所紹介
下関造船所紹介
史料館
下関造船所 史料館
三菱記念撮影
下関造船所 本館前にて
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新入生フォーラム研修旅行

 機械工学科では,モノづくりに重点を置いた講義として,1年から3年までにメカフォーラムというモノづくり科目を開講しています.1年生を対象としたメカフォーラム鵯は,新入生の導入科目として,研修旅行や模型飛行機用のエンジンを使った講義を行っています。
 
 新入生のフォーラム研修旅行を6月4,5日に実施し,発電所やハウステンボス環境設備を見学する研修旅行に行ってきました.

メカフォーラム鵯 研修旅行スケジュール
1日目:
 玄海原子力発電所
 相浦石油火力発電所
2日目:
 ハウステンボス
 (午前:環境設備見学,午後:園内自由時間)

 最初の見学先である玄海原子力発電所(約3478MW)では,最近の異常な原油高などを背景に,エネルギー資源問題がクローズアップされる中,現在のエネルギー資源に乏しい日本が頼らざるを得ない原子力について,その役割と原理,さらに,最も重要な安全対策について,担当者の方の詳細な解説とともに,各施設を見学しました.
 また,昨年11月より,運転が開始されたプルサーマルについても,原理や安全性について,パネル展示のほか,ガイドさんによる丁寧な説明がありました。

訓練設備1
訓練設備2
玄海原子力発電所(訓練センター)

エネルギーパーク展望室
エネルギーパーク原発紹介
玄海原子力発電所(エネルギーパーク・展望室)

 次の佐世保市相浦町にある相浦火力発電所(約875MW)では,石油を燃料とした火力発電所です。九州電力では,原子力をベースに石炭・LNG火力発電が中心となっており,この相浦発電所は,夏期の急激な電力需要の増加や,他の発電所の緊急停止時などの場合に運転され,普段は発電を行っていません。しかし,いつでも緊急事態に対応して運転ができるよう,日々点検が行われ,臨戦態勢で臨んでいる発電所です。設備全体の見学の中でも,所内のあらゆるところを丁寧に案内いただき,また,日常行われている取り組みについて詳しく説明していただきました。

相浦発電所説明1
発電の原理
相浦石油火力発電所の説明

タービン室見学
管理機器設備見学
相浦石油火力発電所内見学

ボイラー建屋屋上
ボイラー建屋 屋上

 1日目の全ての見学を終えた後,宿泊先であるハウステンボスに行きました.宿泊先は,ハウステンボス内の ホテル アムステルダム ,夕食はバイキング形式,教職員・学生ともに有意義な夕食時間を過ごしました。また,少し贅沢な雰囲気で,1日長時間にわたる見学の疲れを癒すことができました.

夕食懇談会
フォーラム 夕食・懇親会
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