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JAXAからYS-11 機体 胴体部が到着しました

本日、朝9時に厚木飛行場に保管されていた YS-11 の機体胴体部が本学に到着しました。

 このYS-11は,国土交通省 航空局で飛行検査航空機として使用されていた機体です。
 最後の民間航空機として活躍していたYS-11が退役した2006年に,本学に到着した航空局の機体も12月22日に退役し,JAXAに研究用として引き取られました。

 現在,長崎総合科学大学では,JAXA(宇宙航空研究開発機構)と共同研究を行っており,その一環として,本学にて,“YS-11の機体構造材の疲労強度評価” を実施しています。その中で,この度,JAXAより航空局を退役したYS-11の胴体部が提供されることになりました。

 今回到着した “YS-11 機体胴体部” は,本学で実施している
“YS-11機体胴体に使用されたアルミニウム合金材の残余強度の評価”
に関する研究の一環として提供されたものであるため,胴体断面の構造が分かるように切断されています。
 退役したYS-11の機体外観や客室などをみることができるところはありますが,機体胴体の構造をみることができるYS-11はほとんどありません。
 この機体胴体部の構造をみると,YS-11がどれだけ厳しい条件で設計されたものかを肌で感じることができます。
 このたび提供されたYS-11については,オープンキャンパスなどのイベントがある際に公開しています。興味のある方は,是非,見学に来てください。 

 ここでは,その到着から搬入までを写真にて紹介します。

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朝9時前に,トレーラーで運ばれた機体が到着しました。
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いよいよ姿を現します。
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これが到着した “YS-11胴体部” です。
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積み降ろし前の記念撮影?
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author : mechstaff | - | -