Mech News Blog

機械工学科に関する最新の活動状況などを発信する情報サイト

JAXA 航空・宇宙特別講義

 11月30日(月),JAXA(宇宙航空研究開発機構)から講師の先生をお迎えして,2限目と3限目の時間に「航空・宇宙特別講義」を開催しました.

 今回の講義のために下記の先生方にご来学いただきました.
JAXA 研究開発本部長・航空プログラム統括リーダ
 石川 隆司 先生
JAXA 研究開発本部・複合材グループ 主幹研究員
 岩堀 豊 先生

 2限目の講義では,
「航空機構造と複合材料技術:岩堀先生」と題して,最近の航空機開発の動向と,現在,積極的に航空機への導入が進められている先進複合材料の研究開発と,宇宙分野への応用に関する内容を講義していただきました.

航空機構造設計
航空機構造設計
開発設計・製造分担
開発設計・製造分担

 3限目の講義では,
「航空(宇宙)分野の新技術開発とJAXAの貢献:石川先生」と題して,“構造・材料分野”のみならず,航空技術開発に必要な,“空気力学分野”,“制御工学・機器分野”,“航空エンジン技術”の各分野に渡って,現在,国を挙げて取り組んでいるMRJや,近々導入されるボーイング787の開発の話を絡めながら,最新の研究技術の紹介や研究動向について講義していただきました.

航空・宇宙の新技術開発
航空・宇宙の新技術開発
スーパーコンピュータによる解析
スーパーコンピュータによる数値流体解析
国産旅客機(MRJ)の開発
国産旅客機(MRJ)の開発
国産旅客機(MRJ)の開発
次世代エンジン構想
次世代エンジン構想

質疑応答1
質疑応答2
質疑応答

 質疑応答では,現在,JAXAと共同研究を実施している複合材料に関する質問をはじめ,いろんな質問が出ていました.
学科関連イベント
author : mechstaff | - | -

2年生 工場見学会(製鉄所)

 11月27日(金)に,2年生を対象とした工場見学会として,大分県大分市にある新日本製鉄(株) 大分製鉄所を見学しました。

 早朝7:00の集合で大変でしたが,九州の西の海から東の海まで,高速をバスで約3時間半,大分市にある新日本製鉄 大分製鉄所に向かいました.午前中は,製鉄所スタッフとビデオによる製鐵所紹介の後,海外から船で運ばれたコークスや鉄鉱石を積み降ろすシーバース,世界最大級の高炉,全長約1kmの厚板工場を見学し,午後には,製造された鋼材をチェックする試験センターおよび技術研究施設に加え,自動車用の薄板を製造する熱延工場も見学しました。

 厚板工場で,圧延前の1000℃近くに加熱された直方体の鋼片(スラブ)がローラーの上を移動する際に,十数メートル離れた見学路でもかなりの熱を感じることができ,そのスラブが圧延機を何度か往復して,圧延される様子はかなりの迫力がありました.
 さらに,熱延工場では,厚板工場よりもさらに薄い鋼板にするために,板を延ばす圧延機数も多く,はじめは,ゆっくりと移動していた鋼材が,最終的には,時速約95kmでローラー上を移動し,そのスピードのまま最終地点でコイル状に巻かれていました.さすがに,その様子には学生たちも食い入るように見ているのが印象的でした.

■ スケジュール ■
7:00 本学 出発
 ↓  
10:30 新日本製鉄(株) 大分製鉄所 施設説明,工場見学
 ↓
12:30 昼食
 ↓
13:30 材料試験センター,熱延工場,技術研究所見学
 ↓
15:15 質疑応答
 ↓
15:30 大分製鉄所 出発  
 ↓
19:00 本学着
バス移動
バス移動(さすがに朝は眠そうでした)
到着
製鐵所到着です
製鐵所説明
製鐵所の紹介(工場内案内もしていただきました)
製鐵所紹介1
製鐵所紹介ビデオ(高炉)
製鐵所紹介2
製鐵所紹介ビデオ(製鋼)
続きを読む>>
学科関連イベント
author : mechstaff | - | -