Mech News Blog

機械工学科に関する最新の活動状況などを発信する情報サイト

2009年度 卒業研究発表会

 4年間の大学生活を締めくくる卒業研究発表会が,2月13日(土)に執り行われました。

 機械工学科では4月に4年生に進級すると,各教員の研究室に配属され,約1年間 卒業研究を行います。
 卒業研究発表会では,昨年4月からの約1年間に取り組んできた研究成果を発表します。

 2009年度 卒業研究発表会では,全部で19の研究テーマによる研究発表がありました。このうち,6テーマは,英語によるプレゼンテーションでした。

 昨年11月に行われた卒業研究 中間発表会では,まだ,何とか自分たちの研究がどういうものなのかを理解し始めたばかりという感じで,発表もたどたどしく,頼りない印象のグループが多かったのですが,今回の研究発表会では,全てとは言えませんが,1年間の研究活動を通じて自分たちが何をやってきたのかを理解した上で,発表に望んでいるグループが多く,1年間の成長を感じる有意義な発表会となりました。

発表前練習
発表前 練習
課題番号18
課題番号18
課題番号5
課題番号5
課題番号7
課題番号7
課題番号13
課題番号13

主任 総評
主任 総評
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卒業研究&研究活動
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2009年度 卒業研究 中間発表会

4年生は,4月から大学4年間を締めくくる卒業研究に着手しています。

 4月から現在までの卒業研究の進捗状況をまとめ,報告する中間発表会が10月17日(土)に行われました。
 4年生は,今回の中間発表会に備えて,2週間前,早いところでは約1ヶ月前から,今までの関連研究の調査結果や実験の準備状況・実験結果を整理しながら,報告書にまとめ,プレゼンテーション用の資料作成および発表準備を行ってきました。
 1週間を切った頃には,夜遅くまで作業している研究室も結構見られました。

主任挨拶
主任挨拶
発表No.5
発表No.5
発表No.6
発表No.6
アルバム用記念撮影(昼休憩)
アルバム用記念撮影(昼食・休憩)
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卒業研究&研究活動
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JAXAからYS-11 機体 胴体部が到着しました

本日、朝9時に厚木飛行場に保管されていた YS-11 の機体胴体部が本学に到着しました。

 このYS-11は,国土交通省 航空局で飛行検査航空機として使用されていた機体です。
 最後の民間航空機として活躍していたYS-11が退役した2006年に,本学に到着した航空局の機体も12月22日に退役し,JAXAに研究用として引き取られました。

 現在,長崎総合科学大学では,JAXA(宇宙航空研究開発機構)と共同研究を行っており,その一環として,本学にて,“YS-11の機体構造材の疲労強度評価” を実施しています。その中で,この度,JAXAより航空局を退役したYS-11の胴体部が提供されることになりました。

 今回到着した “YS-11 機体胴体部” は,本学で実施している
“YS-11機体胴体に使用されたアルミニウム合金材の残余強度の評価”
に関する研究の一環として提供されたものであるため,胴体断面の構造が分かるように切断されています。
 退役したYS-11の機体外観や客室などをみることができるところはありますが,機体胴体の構造をみることができるYS-11はほとんどありません。
 この機体胴体部の構造をみると,YS-11がどれだけ厳しい条件で設計されたものかを肌で感じることができます。
 このたび提供されたYS-11については,オープンキャンパスなどのイベントがある際に公開しています。興味のある方は,是非,見学に来てください。 

 ここでは,その到着から搬入までを写真にて紹介します。

ys-11-1
朝9時前に,トレーラーで運ばれた機体が到着しました。
ys-11-2
ys-11-3
ys-11-4
いよいよ姿を現します。
ys-11-5
ys-11-6
ys-11-7
これが到着した “YS-11胴体部” です。
ys-11-8
ys-11-9
積み降ろし前の記念撮影?
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卒業研究&研究活動
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矢上普賢岳登山

 6月21日(日),熱工学研究室(指導教員:藤川 卓爾教授)では,恒例の「矢上普賢岳登山」を実施した。あいにくの曇り空で,頂上からの眺望は得られなかったが,研究室から普賢岳頂上(標高439m)往復の,4時間強,1万7千歩の歩行訓練となった。頂上での昼食の味はまた格別であった。

不動明王
 頂上直下の不動明王彫像の前で

頂上にて
 頂上にて

標高439m
 標高439m

普賢岳
 機械工学科教室からの普賢岳遠望(一昨年の写真)

総
 普賢岳からのNiAS遠望(一昨年の写真)
卒業研究&研究活動
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熱工学研究室新入卒研生歓迎会

 4月11日(土)に大学の新入生歓迎行事が開催された。熱工学研究室(藤川研究室)では機械工学科のブースで「自転車発電」を実施した。卒業研究のために藤川研究室に配属された6人の新4年生もこれに参加した。
機械工学科のブース
 機械工学科のブース

 大学での新入生歓迎行事の終了後、午後6時から藤川研究室の新入卒研生の歓迎会を実施した。
 先ず、風頭公園の「坂本龍馬像」の前に集合して、1.5世紀前、日本の国の進むべき道を示した一人の青年を偲んだ。
坂本龍馬像の前で
 坂本龍馬像の前で

 次に、「へいふり坂」を下って、皓台寺で「座禅」体験をした。
 その後、金屋町の「八十」で懇親会を実施した。
皓台寺で「座禅」
 皓台寺で「座禅」

「八十」での懇親会
 「八十」での懇親会
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卒業研究&研究活動
author : niasmech | - | -

2008年度 卒業研究発表会

 3月に卒業を控えた4年生の卒業研究発表会が,2月14日(土)に開催されました.卒業研究では,それぞれの研究室で行われている最新の研究を1年間にわたって行います.

 2〜3週間ほど前から,この1年間に行ってきた研究成果を報告書やプレゼンテーション資料にまとめる作業に取り掛かり,発表会前日まで,内容の確認や発表練習を夜遅くまで,必死になって取り組んでいたようです.

 10月に行われた中間報告会とは異なり,研究内容も充実し,発表者である本人たちも,「自分たちが何をやってきたのか」をかなり理解できている印象の発表でした.今回も19テーマのうち,5テーマが英語による発表でした.

主任挨拶
開会の挨拶
発表会の様子 その1
発表会の様子 その1
発表会の様子 その2
発表会の様子 その2
発表会の様子 その3(英語)
英語によるプレゼンテーション
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卒業研究&研究活動
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JAXA 滞在研修 体験記

 現在,本学では,航空機構造材の分野で,JAXA 宇宙航空研究開発機構 と共同研究を行っています.

 今回は,昨年(2008年)3月から,JAXAで研究を行ってきた村上 貴志 君の研究体験についてインタビュー形式で紹介します.

  • 研究をしたのは,どこで,どの期間?
      私が所属した研究所は,東京都三鷹市にある JAXA 宇宙航空研究開発機構 の飛行場分室 複合材技術開発センター です.研究期間は,2008年3月から12月までの10ヶ月間でした.

  • どんな研究をやってきたの?
      航空機修理の研究の一環として,航空機構造材の主流となりつつある先進複合材(CFRP:炭素繊維強化プラスチック)を用いて,実際の修理が施された場合を想定した構造部材を製作し,修理部の圧縮強度を評価する研究を行いました.

  • 大学での研究活動と違うところは?
      先輩や後輩と一緒に研究をするのではなく,実験前の準備や実験を全て自分一人でしなければならなかったことです.責任が重く,緊張しましたが,上手くいったときの達成感は大きかったです.
      他大学から来ていた研修生は,自分の大学のゼミやJAXAでの研究の進捗状況を発表する機会が多く,それに向けて自分の研究をテキパキとやっていて,良い刺激になりました.

  • JAXA のどんなところが凄かった?
      一般の企業や大学にはない,衝撃試験機や非破壊検査装置(超音波装置,パルスサーモグラフィー etc),非接触カメラ3次元ひずみ測定装置(ARAMIS)など多くの貴重な試験設備があったことです.
      また,調布市にある航空宇宙センターの図書館には,航空関係の資料や文献などが宝の山のようにありました.
      直接,研究とは関係ありませんが,パイロット訓練にも使用されるシミュレータなどです.実際に航空会社のパイロットの訓練も行われていました.

  • YS-11 尾翼フレーム
    本学で試験を行っている YS-11尾翼フレーム
    CFRP翼構造試験体(展示用)
    CFRP翼構造試験体(展示用)
    CFRP翼構造 強度評価試験装置
    CFRP翼構造 強度評価試験装置

  • とても印象に残った楽しかったことは?
      研究生とのフットサルや飲み会(忘年会,OB会,歓迎会 etc)です.
      特に,飲み会では,研修生OBの方々と飲む機会があり,OBの方々から,研修生時代の話や社会に出てからの話などは,とても貴重で,有意義な出来事でした.

  • とても苦労したことは?
      4年生,修士1年次とも CFRP の研究をやってきましたが,研究テーマが疲労強度から圧縮強度に変わり,一から勉強をしなければならなかったことが大変でした.
      また,実験の際は,多くの試験装置を使いましたが,はじめて使うものが多く,それらの試験装置を使いこなせるようになるのに苦労しました.
      生活面では,住まいが東京ということもあり,長崎と比べて,生活費がかかるのに驚きました.

  • この経験で自分がどういう風に変わった?
      JAXA のスタッフの 計画性や高い目的意識から来る テキパキとした行動や,実験をする際に常にK.Y.(危険予知)を考えていた姿を目の当たりにし,自分自身も,常に危険意識を持って実験に取り掛かるようになりました.また,目的意識をしっかりと定め,自ら研究のスケジュールを立ててから,実験などを行うようになりました.

  • その他 の感想があれば,一言
      この滞在期間の間の2月から5月の間に,就職活動も行いました.しかし,関東の大学生は,9月くらいから始めていたことを知り,彼らとのモチベーションの差を感じました.この経験は,私にとって大変良い刺激になりました.

  • JAXA でお世話になった人へ,一言
      ご指導いただいた星 研究員(本学卒),また,セクションリーダーの岩堀先生から,実験のイロハおよび研究に対する姿勢など数多くのことを学ばせていただきました.心より厚くお礼申し上げます.
      また,研究以外でも,飲みに連れていっていただくなど,長崎から来た私を公私ともに気に掛けて下さり,感謝申し上げます.ありがとうございました.
      最後に,JAXA 研修生の皆様には,フットサルや飲み会をはじめ,本当に仲良くしていただきました.ありがとうございました.



  • 研修先の飛行場分室入口
    研修先の飛行場分室入口
    研修生用の研修室1
    研修室2
    研修生が各々の作業を行う研修室
    (2枚目の右端のボードの写真はやらせだそうです)
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    卒業研究&研究活動
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    平成20年度 卒業研究中間発表会

     現在,卒業研究に着手している4年生による卒業研究 中間報告会が,10月19日(日)に開催されました.

    開催の挨拶
    開催の挨拶

     中間報告会では,現在までの約半年間に行ってきた研究活動の進捗状況をまとめ,発表します.2,3週間ほど前から,報告書やプレゼンテーション資料の作成に取り掛かり,報告会1週間前ごろから,夜遅くまで,発表内容の確認や発表練習に取り組んでいました.

    YS-11 尾翼材強度評価
    テーマ No.3
    YP40超級溶接継手
    テーマ No.13
    グライダー
    テーマ No.9

     今回は,18テーマの内,5テーマが英語による発表に挑戦し,全体として緊張感のある報告会となりました.
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    卒業研究&研究活動
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    卒業研究発表会(2月16日)

    平成19年度 卒業研究発表会が,2月16日(土)に開催されました.

     卒業研究発表会のために,この一週間は連日遅くまで,発表資料の作成や発表練習に取り組んでいたようです.その成果もあって,どの研究テーマも発表資料の作成,発表の内容は,中間報告会よりも良くなっており,自分たちが卒業研究で何をやってきたのかも理解している様子でした.あとは,質疑応答のところでもう少し・・・といった印象でした.
     また,ここ数年行っているネットワークカメラによる卒研発表会のライブ配信も無事に行うことができました.

    発表番号3
    発表番号 3
    発表番号4
    発表番号 4
    発表番号 10
    発表番号 10
    休憩時間
    休憩時間
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    卒業研究&研究活動
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    日本機械学会講演会にて講演

     日本機械学会 2007年度 流体工学部門講演会が東広島市の広島大学にて,11月17,18日に開催されました.
     機械工学科から大学院に進学した学生2名が,卒業研究に引き続き,大学院で行ってきた研究成果を発表しました.

     講演会では,講演時間は10分,その後,5分程度の質疑応答時間があります.昨年度,参加した講演会では,質疑応答の部分で,???という印象でしたが,今回の講演会では,その場で出された質問に対して,自分なりに回答できていて,1年間の違いを感じることができました.

      - 講演研究題目(講演順) -
    • 構造物端壁部に設置したクロスフロー風車の翼枚数と偏流板設定角度が出力特性に及ぼす影響

    • クロスフロー風車の可視化実験による流れ場と出力特性に関する翼枚数による比較



    出発前
    出発前の記念撮影
    講演1
    講演 No.1
    講演2
    講演 No.2

     今回の講演会には,同じ大学院で生産技術学(旧:流体工学)専攻の1年生と,来年,大学院(同専攻)に進学予定の4年生1名も同行し,教員含め計6名で参加しました.次の機会には,発表することになる彼らにとっても,講演会の緊張した雰囲気を感じることは,非常に良い刺激になり,現在行っている卒業・修士研究への取り組みの重要さも実感できたのではないかと思います.
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    卒業研究&研究活動
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