Mech News Blog

機械工学科に関する最新の活動状況などを発信する情報サイト

附属高校総合的学習&明誠高校来学

 長崎総合科学大学 附属高等学校では,高校−大学連携事業として,2年生を対象に総合的学習と称して,各学科が提供するテーマ別に班分けして,大学の設備と専門性を活用した体験・実習講義を行っています.

 7月10日(火)に行われた総合的学習において,機械工学科では,大学で行っている実験やモノづくり講義をメニューに取り入れたテーマに沿って,授業を行いました.

■ 総合的学習テーマ内容 ■
午前:
・ものづくり体験学習
 LEGOロボット制御の体験講義
・機械工学 体験実習
 溶接・ガス切断体験実習,旋盤加工体験実習
午後:
・機械工学科およびバイオマス研究の紹介
・実験設備見学および実験紹介
 エンジン実験,金属材料引張試験,
 航空機材料試験,風洞試験装置(風車研究),
 グライダー工場見学,マイクロカー講義見学
ガス切断
溶接・ガス切断体験
旋盤実習
旋盤切削体験
航空機材料試験
航空機複合材料試験紹介

 また,7月11日(水)には,長崎明誠高等学校から,1年生が本学に来学し,シーサイドキャンパスにある常設展示場を見学しました.
 常設展示場では,各学科ごとにブースが設けられ,パネルやプロジェクターによる学科の紹介が行われています.
 機械工学科では,明誠高校出身の先輩を含む,卒業研究に着手した4年生や研究室に所属する大学院生を中心に,現在行っている研究やものづくり活動,学科で行っている授業などの紹介を行いました. 
機械ブース(No.1)
機械ブース(No.1)
機械ブース(No.2)
機械ブース(No.2)
学科関連イベント
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タービン工場見学(6月4日)

 3年生対象の講義「蒸気工学」の授業の一環として,6月4日(月)に 三菱重工業(株) 長崎造船所のタービン工場へ,工場見学に行きました.

 長崎造船所では,火力発電所などで使用される大型蒸気タービンの設計製作が行われています.蒸気タービンについては,最近の動向として,さらに高効率を目指した超臨界圧(大気圧の約250倍)蒸気タービンの開発・研究が進められています.
 当日は,天候にも恵まれ,有意義な工場見学会となりました.

タービン工場見学
タービン工場見学

7月には,2年生を対象とした工場見学会が予定されています.
学科関連イベント
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メカフォーラムI 研修旅行 (5月18,19日)

 5月18,19日に,新しく入学した1年生を対象とした研修旅行に下記のスケジュールで行ってきました.

1日目:
 天山揚水発電所
 玄海原子力発電所
 松浦火力発電所
2日目:
 ハウステンボス
 (午前:環境設備見学,午後:園内自由時間)

 18日は,1日で3つの発電所を見学するタイトなスケジュール,早朝7時20分に長崎総合科学大学 シーサイドキャンパスを出発しました.

 最初の見学先である揚水発電所は,落差が約550mもある2つのダム(上ダム:天山ダム,下ダム:厳木ダム)の水位差を利用して,夜間の使用量の少ない電力で,上ダムまで水をポンプで汲み上げ,夏などの昼間,電力需要が非常に高くなるようなときに,上ダムに貯めた水を下ダムに送り,その直前の水車で発電(約600MW)を行います.
天山揚水発電所1
天山揚水発電所2
天山揚水発電所

 次の見学先,玄海原子力発電所(約3,470MW)では,依然続いている原油高や化石燃料の枯渇への懸念の高まり,そして,エネルギー資源に乏しい日本では頼らざるを得ない原子力について,その必要性と原理,さらに,最も重要な安全対策について,担当者の方から詳しい説明を受けながら,各施設を見学しました.
玄海原子力発電所
玄海原子力発電所(訓練センター)
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学科関連イベント
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長崎総合科学大学 2007年度 入学式(4月4日)

 2007年度の新しい新入生を迎える入学式が4月4日(水),長崎総合科学大学 グリーンヒルキャンパスにて執り行われました.

 すでに咲き始めていた桜も,先週末ぐらいから気温の低い日が続いたお陰で,桜は少し満開を過ぎましたが,快晴で花びらの舞う入学式を迎えることができました.

新入生の皆さん,ご入学おめでとうございます.

大学全景

入学式の桜
長崎総合科学大学 グリーンヒルキャンパス

入学式(学長挨拶)
入学式(学長挨拶)

入学式(在校生挨拶)
入学式(在校生挨拶)

 機械工学科では,入学式の後,教員や学科について紹介するオリエンテーションが行われました.また,オリエンテーションの中で,これから大学生として学生生活を送るために必要な心構えなどの話を,現在の厳しい社会状況の話しを交えながら行いました.

 また,本年度より,JABEE認定に向けた新しいカリキュラムを開始します.
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学科関連イベント
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長崎総合科学大学 卒業式(3月15日)

長崎総合科学大学 2006年度 卒業式が,3月15日に行われました.

 卒業研究にあたふたしていた4年生も卒業論文を仕上げ,無事に卒業することになりました.4月からは社会人として旅立つことになります.ご卒業おめでとうございます.
 全体の卒業式では,卒業生および多くのご父母やご家族の方々が参加されていました.その後には,学科別に卒業証書の授与式が執り行われました.

 4月からは,社会の厳しさに揉まれることになりますが,本学で過ごした4年間に経験し,学んだことに自信を持って,立派に活躍されることをスタッフ一同 願っています.

卒業式
卒業式
授与式
授与式(激励の挨拶)
卒業証書授与
卒業証書 授与
卒業生挨拶
卒業生の挨拶
学科関連イベント
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卒業研究発表会(2月17日)

平成18年度 卒業研究発表会が,2月17日(土)に行われました.

当日は,ネットワークカメラによる卒研発表会もライブ配信も無事に行うことができました.卒業研究発表会のために,前日遅くまで発表練習に取り組んだところもありましたが,どの研究テーマも発表資料の作成,発表のスキルは,中間報告会に比べ,上達しているのを実感できました.あとは,質疑応答のところでもう少し・・・といった印象です.また,英語によるプレゼンテーションにチャレンジした研究グループもありました.

発表会開会の挨拶
卒研発表会開会の挨拶
発表番号 5
発表番号 5
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卒業研究&研究活動
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卒業研究発表会(2月17日予告)

平成18年度 卒業研究発表会が,2月17日(土)に行われます.

 13日(火)までに,2ページに纏めた発表会用の概要を提出し,現在,プレゼンテーション用の資料作成や早いところでは発表練習を行っています.また,当日のライブカメラによる配信も準備中です(昨年使用したカメラは,故障しましたので,新しいカメラが当日までに故障しなければ配信する予定です).

日時:2月17日(土) 9:50〜16:10
場所:1号館 131教室

- 卒業研究のテーマ(発表順) -
  • YP40超厚鋼板大入熱溶接継手部の小型試験片による破壊靭性評価

  • 船体用極厚高張力鋼板の破壊靭性評価

  • 溶融亜鉛めっき槽溶接部の靭性評価

  • 航空機用CFRP材の大気中疲労強度

  • 航空機用CFRP材の水中疲労強度

  • ディーゼル機関における燃料多様化に関する研究

  • 垂直軸風車の起動特性の研究

  • クロスフロー型風車の設計因子が出力特性に及ぼす影響

  • 建物屋上に設置した小型風車の実証試験および可視化風洞試験

  • 超低速流れ場における滑空機の空力・構造設計

  • FCA鋼溶接構造モデルの疲労強度評価

  • 電炉鋼材の柱・梁溶接部の破壊靭性に関する研究(その2)

  • STM用プローブの材質と画像性能に関する研究

  • バイオマスの高効率エネルギー利用に関する研究

  • バイオマスの浮遊外熱式ガス化技術の基礎研究

  • バイオマスのガス化反応に関する基礎研究
卒業研究&研究活動
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第2回 合同企業面談会 (2月8日)

 2007年2月9日(金)に,来年度の卒業生(現3年生)を対象にした第2回 合同企業面談会が,ホテルニュー長崎にて開催されました.

 この合同企業面談会は,本学主催で毎年開催しているものです.本年度は参加企業も多く,合計2回の面談会が実施されました.

企業面談会 会場の様子
企業面談会 会場の様子
真剣に話に聞き入る学生
真剣に説明を受ける学生
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進学・就職関係
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世界文化遺産の国内候補に

 長崎県が世界遺産の登録を目指している
「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」
が,1月23日,文化庁が国内候補としてユネスコに提出するリストに選定されました.

 「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」の中には,長崎市の大浦天主堂や佐世保市の黒島天主堂をはじめ,平戸,五島,島原など県内の広範囲にわたって散在する教会とその関連遺産,計20の文化財・史跡が含まれています.
 歴史的には,1549年のフランシスコ・ザビエルの布教以来,キリスト教が西日本を中心に広まりましたが,豊臣秀吉の伴天連追放令や江戸幕府の鎖国によりキリスト教は禁止され,長崎にあった教会群は全て破壊されました.その鎖国の中でも,信仰は密かに継承され,開国後,プチジャン神父らにより建てられた大浦天主堂に,浦上の信徒が訪れ信仰を告白した「信徒発見」が,宗教史上の奇跡として世界中を巡ったそうです.その後,明治新政府も禁教政策を引き継ぎ,信仰の自由が黙認されたのは,1873年以降になります.
 こうした長い弾圧の時代を経て,建てられたというところに非常に歴史的な価値があり,そのような教会群が長崎県内には数多く存在し,教会数は約130棟になります.その中でも特に歴史的価値の高い20の文化財・史跡が世界遺産を目指す資産に中に含まれています.
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長崎について
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煙風洞試験装置 風車流れの可視化

 機械工学科では,グライダーの翼周りの流れなどを調べるために,煙によって流れの状態を視覚的に観察することができる煙風洞試験装置を所有しています.
 風洞とは安定したきれいな流れを作り出す装置で,煙風洞は,そのきれいな流れの中に煙の線を流して,流れの状態を見ることができるようにした風洞です.


煙風洞試験装置
煙風洞試験装置(手前), 吐出型風洞試験装置(奥)

翼周りの流れ1990
翼周りの流れの可視化(1990年)

 この煙風洞は,風量の調整が手動弁による調整だったり,翼など試験体の流れ状態の観察と風速の測定が同時にできないなどの問題点がありましたが,ここ2,3年の間に,てこ入れをして,ファンをインバータで制御し,風速も試験体を挿入した状態で測定できるようにしました.
 現在は,学生実験(機械工学実験)や卒業研究で使用しています.

 今年から,卒業研究で行っているクロスフロー風車の流れ状態の可視化を行うために,煙風洞用の風車模型の製作等を進め,ようやく実験ができる状態になりました.

クロスフロー風車の可視化
クロスフロー風車の可視化写真
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カリキュラム・設備紹介
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