Mech News Blog

機械工学科に関する最新の活動状況などを発信する情報サイト

2012年度 卒業研究中間報告会

 4年生は4月以降,研究室に配属され卒業研究を行っています。
 この卒業研究の中間報告会が11月18日(日)に開催されました。現在,4年生は中間報告会に向けて,概要集や発表資料の作成に追われていました。
 さすがに,かなり準備をしてきた甲斐があり,質疑応答では,十分理解できているところと不十分なところの差がありましたが,発表は上手くできたようです。



 今年の中間報告会に提出されている研究テーマは13テーマで,
以下の内容の報告が予定されています。
1.ホットワイヤ・レーザ溶接継手の強度特性
2.低変態温度溶接材料を用いた角回し溶接継手部の疲労強度
3.造船用高張力鋼板の疲労強度
4.疲労寿命のばらつきに関する研究
5.小型ビジネスジェット機の概念設計
6.煙風洞を用いた可視化実験
7.トンネル内を伝播する波動に関する研究
8.バイオディーゼル燃料と各種アルコール燃料混合時の
  ディーゼル機関運転特性の研究
9.各種脂肪酸とエタノールを利用したバイオディーゼル燃料の
  製造および物理特性に関する基礎研究
10.再突入機の前面形状が空力加熱率に与える影響
11.電界共役流体の数値シミュレーション
12.CAEを用いたSEA音場モデル構築法に関する研究
13.SEAとTPAによる機械構造振動の入力源と伝播経路の比較

主任挨拶
主任挨拶

−発表の様子−
発表の様子(No.2)
発表番号2
発表番号4
発表番号4
発表番号6
発表番号6
発表番号9
発表番号9
発表番号10
発表番号10

アルバム記念撮影
卒業アルバム記念撮影
卒業研究&研究活動
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平成24年度 高度溶接管理技術者養成講座

 長崎県・長崎県溶接協会・長崎総合科学大学の共催事業として,「高度溶接管理技術者養成講座」(詳細はこちら)が8/31,9/1,9/7,9/8の4日間にわたって,本学グリーンヒルキャンパスで開催されました。

 本講座には,本学からも10数名の学生が参加し,最終日には少人数のグループに分かれて,ある溶接施工を問題としたグループ討議が行われました。グループ討議では,実際に施工に携わる社会人の方々と一緒に問題点や対策を議論し,発表を行いましたが,学生に取っては実際を知る非常に貴重な機会になったようです。グループ討議の発表の中には,機械工学科の学生が発表したグループもありました。
 また,閉講式では修了証授与も行われ,4日間にわたる講座は無事に終了しました。


学生発表
学生による発表
閉講式
閉講式
修了証授与
修了証授与式
学科関連イベント
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夏季交流セミナー in 釜山大学

 8月22・23日に,釜山大学にて夏季交流セミナーを開催しました。今回の交流セミナーには,本学,長崎大学,九州大学,広島大学から計24名が参加し,釜山大学からは計27名の学生が参加しました。

 交流セミナーでは,計11件の研究発表があり,本学からは機械工学科の4年生と修士2年生の2名の学生が研究発表を行いました。 今回の研究発表のために,夏休みに入ってから英語の資料や発表の準備を行い,発表会では納得のいく発表ができたようです。

 また,夕食会は教員と別れて行ったため,学生同士で,かなり交流を深めることができたようです。最近のニュースで不安な要素もありましたが,そのようなことを感じることはなく,有意義な交流セミナーとなりました。

発表1
発表の様子(M2)
発表2
発表の様子(4年生)
矢島教授挨拶
矢島教授 挨拶
卒業研究&研究活動
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2012年度 第1回オープンキャンパス

 7月22日(日),大学進学を目指す高校生のためのオープンキャンパスが開催されました。
当日は,心配された雨模様はなく,夏本番を感じさせる晴天のもと行われました。また,参加者の機械工学科見学を希望した学生の中には,福岡からの参加者もありました。

 希望する学科を見学する学科見学会では,機械工学科として,実験・研究設備見学(YS-11や材料試験機など),フライトシミュレータ体験,グライダー・マイクロカー工場見学を行いました。


YS-11見学1
YS-11見学

グライダー製作見学
フライトシミュレータ
グライダー工場見学・フライトシミュレータ体験


マイクロカー見学1
マイクロカー見学2
マイクロカー工場見学

ロボコンロボット
ロボコンロボット
(乗っているのは機械工学科の学生)

 8月5日(日)に第2回,9月23日(日)に第3回オープンキャンパスが開催されますので,是非参加してください。
学科関連イベント
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2012年度 カリキュラム

2012年度 機械工学科 カリキュラム
2012カリキュラム
カリキュラム・設備紹介
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流体工学研究室

教 授 山口 裕
准教授 仲尾 晋一郎
准教授 谷野 忠和
助手  宮國 健司



■ 風車の高出力利用および実証試験

−クロスフロー型風車の高出力利用−
 クロスフロー型風車を利用した風力発電に関する研究を行っています.

 クロスフロー型風車を横向きに利用することで,建築物などの屋上など構造物上での設置が可能となり,従来の風車では難しい都市型の小型風力発電用風車の利用が可能となります.また,建物近傍で生じる流れを有効に利用することで,クロスフロー型風車からより高い出力を得られることが期待されます.
 さらに,その他にも,地下鉄への入口からホームまでの通路や,大型車の運転席上部,貨物船のデッキ等で利用することで,クロスフロー型風車を高い出力で利用できるのではないかと考えています.

研究の詳細(*)はこちら
*現在は,さらに誘導板・偏流板等を導入することで,より高い出力が得られる条件等の研究を行っています.

風車イメージ
風車設置イメージ


実験の様子
供試風車
風洞試験装置および供試風車

風車取付高さの検討
風車取付高さの検討

 さらに,構造物近傍の流れを再現するようなケーシング(二偏流板ケーシング)を考案し,クロスフロー風車の出力改善効果(高出力化)を実験的に研究しています。
 これまでの小型模型風車を用いた風洞実験の結果から,最大出力が約40〜50%高くなることが確かめられています。
CRFW_with_DFD
二偏流板ケーシング付風車概略図

−クロスフロー風車の流れ場解析(2006〜)−
 煙風洞試験装置を用いた可視化実験を行っています.クロスフロー風車の可視化実験を行うために,新たに実験用風車を製作し,今までの研究で把握した性能曲線上の各作動点における可視化実験を実施し,風車性能と流れ場との関係を調べています.使用しているカメラは普通のデジタル一眼レフカメラですが,複数のストロボライトを併用し,数千分の1秒という非常に短いシャッタースピードでの撮影により瞬間的な流れ場を捉えることもできます.

平均流れ
平均的な流れ(シャッタースピード1秒)
瞬間的な流れ
瞬間的な流れ(シャッタースピード1/4000秒)

上の2つの写真は,同じ回転する風車の撮影結果ですが,シャッタースピードが1/4000秒では,翼も静止しているように見えます.

 また,オープンソースの数値解析ソフト(OpenFOAM)を用いた垂直軸風車の数値解析を行っています.現在,クロスフロー風車および揚力型垂直軸風車の解析を行い,流れ場と性能の関係などを研究しています。
CRFW_CFD01
クロスフロー風車の流れ(500rpm)
CRFWDFD_CFD01
二偏流板ケーシング付クロスフロー風車の流れ(500rpm)

■ 鳥人間グライダーの製作

−グライダーの設計・製作ー
 グライダー製作では,鳥人間コンテスト出場を目指し,NiAS Gシリーズのグライダーの設計・製作を行っています.

 性能評価と向上のために,翼などの各要素の風洞試験を実施し,得られた結果をもとに最適な翼やキャノピー(風防)を選定し,新しい期待の設計・製作に取り組んでいます.

 グライダーの要素である主翼,尾翼,コックピットについて,それぞれ風洞実験により,揚力,抗力を測定し,グライダーの空力性能に関わる揚力係数,抗力係数,揚抗比を求め,各部の性能を比較検討し,最適な要素を選定しています.

 2005年度には,前年度に設計されたグライダー“NiAS G-12”が書類選考に合格し,その年の7月16日,17日に琵琶湖にて開催された鳥人間コンテストに出場しました.
これは,2003年度に出場した“G-10”以来,3度目!

 G-12の制作活動などを紹介したページはこちら
 G-10の出場時のページはこちら

飛行試験
グライダー飛行試験

製作図面
グライダー製作図面

翼型
グライダー翼型
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研究室紹介
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2012年度 長崎総合科学大学 入学式

 2012年4月3日(火),2012年度 長崎総合科学大学 入学式が執り行われました。
 前日,夜から激しい春の嵐となり,入学式当日はどうなるか心配でしたが,入学式が始まると,開始直前まで,どんよりとした暗い曇り空が,風は強く吹いていましたが,曇り空は次第に明るくなってきました。
 昨日頃から,ほぼ満開となった大学内の桜も,この厳しい嵐に耐え,新しい新入生を迎えてくれました。ご入学おめでとうございます。

 入学式は,まず,体育館にて全体の式が行われ,その後,各学科に分かれた分科会が開催されました。
 分科会のオリエンテーションでは,入学早々,カリキュラムの申請の仕方や,4年後の就職の話など,密度の濃い説明が行われ,説明を聞いている新入生はかなり緊張した面持ちでした。
 これからの4年間が,将来を決める大事な4年間になります。是非,大学4年間が有意義であるよう,がんばってください。

クラブ勧誘
入学式会場前でクラブ勧誘
入学式鵯
入学式2
入学式の様子

桜鵯
桜2
入学式会場周辺(学内)の桜
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学科関連イベント
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2011年度 長崎総合科学大学 卒業式

 大学4年間を締めくくる長崎総合科学大学 卒業式が,本日,3月17日(土)に執り行われました。
 あいにくの曇り空でしたが,雨に降られることなく卒業式が行われました。 
 本日,卒業式を迎える4年生の中には,先月2月18日の卒業研究発表会後も,発表会での指摘を受けて卒業論文を修正するなど,最後の仕上げにぎりぎりまで頑張っている学生もいました。
 また,もうすでに内定した企業に入って,研修を受けている学生もいます。

 卒業式の後には,各学科ごとの分科会が開催され,主任より一人一人に卒業証書が手渡されました。入学当時に比べて,この4年間でかなりしっかりとした面持ちになったと感じました。

 4月からは,いよいよ社会人としてのスタートを切ることになりますが,長崎総合科学大学で過ごした4年間に自信を持って,活躍してくれることを教職員一同お祈りしています。

卒業式の様子1
卒業式の様子2
卒業式の様子3
卒業式の様子
卒業証書授与(機械工学科)
機械工学科代表 卒業証書授与

分科会1
学科(分科会)による卒業証書授与
分科会2分科会3分科会4
分科会(卒業証書授与後の学生挨拶)
学科関連イベント
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第2回 合同企業面談会

 来る4月に4年生に進級する3年生を対象にした本学が単独で開催している第2回 合同企業面談会が,2月21日(月)に12月と同様,ホテルニュー長崎にて行われました。
 3年生も,後期試験を終え,ほとんどが就職活動と4年生の卒業研究の1年を残すのみとなりました。
 12月にひきつづき,2回目の企業面談会とあって,機械工学科の学生の多くは,自ら関心のある企業ブースに足を運び,説明を聞いている様子が印象的でした。

会場の様子1
会場の様子2
会場の様子
学生の様子
説明に耳を傾ける学生


 2011年度は,卒業予定の4年生のほとんどが,何とか内定を勝ち取ることができましたが,依然として,学生に厳しい就職状況は続いています。
 機械工学科では,キャリアセンターと連携して,学生1人1人に対して,きめ細かな就職支援を行っています。
 今回の企業面談会を含め,現在,来年度の学生全員が就職できるように,学生の就職指導を行っているところです。
進学・就職関係
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2011年度 卒業研究発表会

 2月18日(土),大学4年間を締めくくる卒業研究発表会が開催されました。

 卒業研究に着手した4年生は,年が明けてから,研究内容のまとめや発表資料の作成など,毎日忙しく活動していました。
 研究グループによっては,年明け以降も実験や解析を行っていたところもあるようです。

 研究テーマについては,船体用鋼板や鳥人間グライダー,バイオディーゼル燃料や風車に関する研究に加え,今年度は,新しい先生が着任されたこともあり,大気圏突入機の熱流体解析や,自動車の部分構造の振動解析など,新しい研究テーマの発表もありました。

 それぞれの研究発表は,10月の中間報告会に比べ,明らかにプレゼンテーションが良くなっており,自分たちが1年間に何をやってきたのかを理解しているのがわかりました。
 卒業式まで残りわずかですが,今回の発表会の結果を踏まえ,現在,卒業論文の仕上げを行っている最中です。

発表1
発表2
発表3
研究発表の様子
主任挨拶
主任挨拶
3年生質問
3年生からのコメント
卒業研究&研究活動
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