Mech News Blog

機械工学科に関する最新の活動状況などを発信する情報サイト

製鐵所 工場見学会(2年生)

 機械工学科では,2年生を対象に工場見学会を2回実施しています。
 
 12月16日(金)に,大分市にある新日本製鐵(株) 大分製鐵所に見学に行きました。
日帰りスケジュールということもあり,早朝7時に集合・出発のタイトな旅程にもかかわらず,欠席者もなく出発することができました。

 大分製鐵所では,造船用の厚板と自動車用の薄板が主力製品で,世界最大規模の高炉を2機を所有しており,工場レイアウトも比較的新しく,効率的にさまざまな鋼板が製造されています。
 また,市街地のすぐ近くにあるため,環境対策も徹底され,工場と街の間は幅50mのグリーンベルトによって隔てられています。グリーンベルトに使用される樹木は,地元に自生しているものを使用しているそうです。

 工場見学では,午前中は高炉,厚板工場,薄板工場を中心に見学しました。また,工場内をバスで移動し,経験豊富なスタッフの解説を受けながら,見学させていただきました。
 午後には,品質管理のための機械試験センターや新しい鋼材の開発を行う技術研究センターを見学しました。


製鐵所到着
製鐵所に到着
製鐵所案内ビデオ
製鐵所案内ビデオ
見学後の質疑応答
見学後の質疑応答

 製鉄所では,バス内での解説や,各工場・センターで説明で多くのスタッフの方に丁寧に対応していただき,質疑応答の時間にも,いろいろな質問に親切に答えていただきました。本当にありがとうございました。
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学科関連イベント
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長崎総合科学大学 合同企業面談会

 毎年,来年就職活動に入る3年生を対象とした合同企業面談会が,12月15日(木) ホテルニュー長崎にて開催されました。
 この合同企業面談会は,本学が主催で行われ,12月と2月の2回開催されています。第1回目は,九州圏外を中心に,約60社の企業の参加がありました。

 昨今の就職難の影響もあり,本学では,3年生だけでなく,1・2年生も積極的に参加するように指導しており,多くの学生が参加していました。

 学生自身もいろいろなところから聞く,就職の厳しさを感じてか,第1回目にも関わらず積極的に関心のある企業ブースに向かい,真剣に説明を聞いている様子が印象的でした。

面談会場の様子1
面談会会場の様子

面談の様子1
面談の様子2
面談の様子

 長崎総合科学大学では,学科だけでなく,キャリアセンターなど全学的に学生の就職を支援しています。
進学・就職関係
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「はやぶさ」帰還カプセル展示

 11月30日(水)〜12月4日(日)の5日間,長崎県下では初の「はやぶさ」帰還カプセル展示を,本学シーサイドキャンパスにて開催しました。
 「はやぶさ」帰還カプセル展示の開催期間中には,6,000名弱の来場者があり,宇宙開発への関心の高さを改めて実感しました。また,帰還カプセル展示室では,機械工学科に新しく赴任された松川 豊 准教授が付きっきりで,来場者に「はやぶさ」について丁寧で,詳しい解説を行っていました。

 また,12月4日(日)の最終日には,JAXA宇宙航空研究開発機構 から講師を迎え,下記の公開講演会およびJAXAタウンミーティングを開催しました。

公開講演会(機械工学科主催)
題目:日本の宇宙技術 〜使う宇宙,暮らす宇宙〜
講師:JAXA 広報部 坂下 哲也 氏(元HTV開発担当)

JAXAタウンミーティング in 長崎(JAXA主催)
題目:長崎で語り合う,これからの宇宙開発
講師:JAXA 理事 長谷川 義幸 氏,
   JAXA 宇宙科学研究所 橋下 樹明 氏

 講演会・タウンミーティングとも,会場いっぱいの聴衆で,来場者から熱心な質問がなされ,多いに盛り上がった講演会でした。

エントランス鵯
エントランス会場
はやぶさ模型
はやぶさ模型
帰還カプセルレプリカ
帰還カプセルレプリカ
帰還カプセル展示
帰還カプセル展示

公開講演会
タウンミーティング
公開講演会・タウンミーティング
学科関連イベント
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機械工学科 公開講演会(12月4日(日)

 機械工学科では,12月1日(木)〜4日(日)に行われる「はやぶさ」帰還カプセル展示に関連して,公開講演会「日本の宇宙技術 〜使う宇宙,暮らす宇宙〜」を以下の内容で開催します。

講演題目:「日本の宇宙技術 〜使う宇宙,暮らす宇宙〜」
講 師 :JAXA 宇宙航空研究開発機構 広報部
     坂下 哲也 氏
日 時 :12月4日(日) 11:00〜12:30
会 場 :長崎総合科学大学 シーサイドキャンパス
     21号館 211講義室
司 会 :松川 豊 准教授(工学部 機械工学科)


 今回講演いただく坂下 哲也 先生は,日本の宇宙ステーション補給機「こうのとり」HTVの開発担当をされていました。

 案内パンフ
講演会パンフ

 本公開講演会および「はやぶさ」帰還カプセル展示は,(社)日本機械学会の協賛を得て開催します。
学科関連イベント
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Paraview〜2D物体面の圧力分布の抽出〜

OpenFOAMによる風車やファンなどの数値計算結果から翼面上の圧力分布を求める方法

前提条件:
・OpenFOAMの計算結果は,"foamToVTK" コマンドにより"VTK"で出力(アウトプット)する.
 これにより,計算領域内の速度や圧力などの物理量がVTKフォルダ内に出力され,同時に,物体面ごとの形状および面上の物理量も各物体面の名前の付いたフォルダ内に出力される.

ここでは,複数の物体面で構成される羽根車(クロスフロー風車)を例に,1枚の翼面上の物理量を抽出するための方法を記す.

Paraviewでの処理手順:
1.物体面のVTKファイルの読み込み.
VTKデータ
 読み込んだVTKデータ

2.1枚の翼を選択する.
 ・Select Cells On ボタンを押し,マウスで必要な翼を囲って選択する.
 ・選択されないセルがある場合が多いので,Zoomで確認して,全て選択する.
Selectcells
 Select Cells On ボタン

Cell選択後
 選択された翼

3.選択した1枚の翼のみを抽出する.
 ・メニュー→Filters→Data Analysisから"Extract Selection"を実行する.
選択部抽出
 Extract Selection実行画面

 左下のObject Inspectorのウィンドウ内の"Copied Selection"に,選択された形状データがテキスト表示される.

4.物体面上の物理量を求める.
 ・メニュー→Filters→Data Analysisから"PlotOnIntersectionCurves"を実行する.
PlotOnIntersectionCurves
 PlotOnIntersectionCurves実行画面
 Object Inspector ウィンドウの設定で,赤枠で示された面が目的の物体面と直交するように調整する.ここでは"Z Normal"で決まり.赤枠のサイズは,物体面のサイズで自動的に調整される.

物理量グラフ
 物体面上の物理量の分布グラフ
 赤枠で示された面と交差する線上の物理量が抽出され,画面左側のグラフとして表示される.

5.抽出した物理量を保存する.
 File→Save Dataにより,物体面上のデータがcsvファイル等で保存できる.

 全フレームのデータを保存したい場合は,"save"ボタンを押した後に表示されるダイアログの"Write All Time Steps"をチェックすれば,ファイル名末に番号付けされて各フレームの物理量が保存される.

フレーム保存設定
 全フレームの書出をチェックするダイアログ


CAELinux 2009-2010 の覚え書き
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パソコン・ソフト関係
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2011年度 卒業研究 中間発表会

現在,4年生は,大学4年間を締めくくる卒業研究に取り組んでいます。

 機械工学科では,卒業研究に関わる発表会を年2回実施しています。その内の1回目に当たる中間発表会が10月29日(土)に行われました。中間発表会では,4月から現在までの卒業研究の進捗状況をまとめ,報告します。
 4年生は,今回の中間発表会に備えて,2週間前,早いところでは約1ヶ月前から,今までの関連研究の調査結果や実験の準備状況・実験結果を整理しながら,報告書にまとめ,プレゼンテーション用の資料作成し,発表会の準備を行ってきました。
 1週間を切った頃には,夜遅くまで作業している研究室も結構見られました。その甲斐あって,どの研究グループも,比較的発表の出来は良かったように感じました。ただし,質疑応答ではなかなか適確に答えているところは少なく,2月に行われる卒業研究発表会に期待したいところです。

 本年度,着任された先生からもコメントがありましたが,印象は良かったようです。

主任挨拶201110
主任挨拶
no2_201110
発表No.2
no3_201110
発表No.3
no5_201110
発表No.5
no9_201110
発表No.9
新任コメント201110
新任教員からのコメント
学科関連イベント
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2011年度 第1回 オープンキャンパス

 2012年度進学を志す高校生を対象とした長崎総合科学大学 第1回 オープンキャンパスが7月17日(日)に開催されました。当日は,快晴に恵まれ,夏空のもとたくさんの参加があり,盛況に終わりました。

 午前の部は,本学の学生が取り組んでいるロボット関連の活動,NHKロボコン(NiAS 夢工房)とETロボコンの2つの活動が紹介されました。NiAS夢工房では,2011年のNHKロボコンへの出場を果たし,その出場報告を行いました。

 午後の部は,希望する学科を見学する学科見学会が行われ,機械工学科では,現在JAXAと行っている航空機関連の共同研究や,体験型の催しとして,金属材料の引張試験や溶接体験,フライトシュミレータ体験などを企画しました。また,ものづくり活動として,グライダー工場・マイクロカー工場の見学を実施しました。
 それらの多くは,研究室に在籍する4年生・大学院生がスタッフとして加わり,まだまだかな?というところもありましたが,大活躍してくれました。

材料試験
材料試験とYS11
金属材料実験とYS-11見学

溶接体験1
溶接体験2
溶接体験

グライダー工場
マイクロカー工場
グライダー工場とマイクロカー工場見学

 長崎総合科学大学では,今回を含めて年3回のオープンキャンパスを予定しており,
第2回 オープンキャンパス → 7月31日(日)
第3回 オープンキャンパス → 9月24日(土)
となっております。是非参加してみて下さい。
学科関連イベント
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工場見学会(2年生,鉄道・造船所)

 2年生を対象の工場見学会として,7月1日(金)に,新幹線の車両基地と造船所に日帰りで工場見学に行きました。見学先は,西日本旅客鉄道 株式会社 博多総合車両所と三菱重工業 株式会社 下関造船所です。

 当日は,バス1台を借り切り,7時半の早朝出発,長崎県から山口県を往復する日帰りスケジュールでした。


 午前中は,福岡県の博多駅の南に位置し,新幹線の整備を行っている博多総合車両所を見学に行きました。車両所内では,3月の全線開業に合わせてデビューした”さくら”も見ることができました。車両所見学では,車両所内の展示室にて,車両所スタッフによる説明と車両所案内映像を交えた博多総合車両所の概要を始め,新幹線の安全を守るための4段階に分かれた整備1つ1つの紹介があり,とても丁寧に分かりやすく解説していただきました。
 その後には,車両所内の設備を見学しました。施設内には,レールスターやN700系車両などがちょうど点検されていました。
 前回もそうでしたが,質疑応答の時間になると学生から多くの質問がでて,その関心の高さに驚きました。また,質疑応答時間には,車両所で実務に携わっておられるスタッフに対応いただき,いろんな質問に熱心に答えていただきました。

車両所説明
車両所説明
車両所見学
車両所見学
質疑応答
質疑応答

 博多車両所を後にして,昼食は,九州自動車道の古賀PAで取りました。


 昼食後は,下関まで高速道を移動し,下関の造船所に向かいました。

 三菱重工業 株式会社 下関造船所では,自動車運搬船や海上保安庁などで利用される特殊船などの造船の他,汎用製品からビルそのものの耐震試験ができるような油圧機械,最近では新型旅客機ボーイング787で使用される先進複合材を用いた主翼構造材の製造など様々な製品が手掛けられています。
 まず最初に,研修室にて,下関造船所の概要や取り組みについて,所内案内ビデオの映像を交えながら造船所スタッフから細かな紹介をしていただきました。
 そのあと,3班に分かれて,造船関係の設備を見学しました。見学時には,ドックに自動車運搬船が入ってました。また,船体外板の曲面は,現在でも自動化は難しく,職人の手がもっとも精度がよいらしく,1枚1枚職人の手で加工されている様子が印象的でした。

 最後に,資料館を見学し,造船業と三菱重工の歴史,また,下関造船所の歴史が様々な展示を使って分かりやすく紹介されていました。初期の造船で使用されていた重いハンマーなどの鋲接用の道具なども展示され,当時の作業の大変さを実感できました。


史料館見学
史料館見学
学科関連イベント
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2010年度 就職内定率 〜2011年3月現在〜

 2008年9月のリーマンショック以降の急速な経済不況の影響で,2010年度の企業の採用活動は,2009年度以上に非常に厳しい状況が続きました。

 今年4月に進級した機械工学科の4年生も,この厳しい就職戦線を強いられる年となりました。

 このような厳しい状況ではありますが,2011年3月末現在の機械工学科4年生の就職内定率は,100%(就職志望率59%,就職進学志望率82%)となりました。
 ただし,例年とは異なり,就職内定が3月でようやく決まった学生もおり,今年の就職戦線の厳しさを物語っています。


 昨年12月と本年2月には,本学 主催の“長崎総合科学大学 合同企業面談会”が開催され,70社以上の企業が参加しました。いよいよ.来年度の4年生(現3年生)を対象とした就職活動が開始されます。
 長崎総合科学大学では,毎年2回の”合同企業面談会”を開催しています。これらの企業面談会をはじめ,長崎総合科学大学では,大学事務局,各学科教員が一緒になって,在学生の就職支援を行っています。


 2011年2月1日現在の厚生労働省と文部科学省が実施している平成22年度 卒業予定者の就職内定状況の調査結果(以下)によれば,軒並み就職内定率は減少し,低い就職内定率となっています。
 本学 機械工学科では,ここ数年,就職内定率はすでに90%以上の,高い就職内定率を維持しています。
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進学・就職関係
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2011年度 長崎総合科学大学 入学式

 新しい学生を迎える入学式が,4月3日(日) 本学グリーンヒルキャンパスにて執り行われました。今年の入学式は,3月11日に発生した東日本大震災で亡くなられた方々への黙祷からはじまりました。

 入学式は曇り空で雨はなんとか降らないという天気で,快晴とはなりませんでした。その代わりに,ここ数年は散りかけてしまう桜が,今年は新入生を迎えるにはもってこいのほぼ満開の状態でした。
 あらためて,ご入学おめでとうございます。

 グリーンヒルキャンパスの体育館で,入学式が行われた後,各学科でオリエンテーションが行われ,受講登録などの手続きや大学生としての心構えなどについての話がありました。

黙祷
東日本大震災犠牲者の方々への黙祷

入学式
入学式

学内桜1
正門桜1
学内・正門の桜

主任挨拶
教務説明
機械工学科オリエンテーション
学科関連イベント
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